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うつわマガジン2021

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#陶芸

夏じまいの風景

「もう水はいらないよ」静かな声が聴こえ、2回目の不思議な夏が終わる。 天然色が語る言葉に…

tamamiazuma
2年前
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夏果から秋果へ

イチジクの一番好きな食べ方がある。 アレンジとか、そういうのじゃない。 夏のはじまりに挨拶…

tamamiazuma
2年前
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お腹が空いたら土鍋

おおきな土鍋に穴が空いた。タイトルとひと文字ちがいなんだけど、笑えない気持ちの朝をむかえ…

tamamiazuma
2年前
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ねばる季節を炊く

猛暑から急に20℃を切ったのだから、なんだか調子が狂う。 暑気払いにうなぎを食べたり、夏…

tamamiazuma
2年前
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わたしたちの季節を炊く ー夏アスパラごはんー

大地のごちそうを年に2回もいただける喜びよ。 同じ野菜でも季節によって味が違う。 こんなに…

tamamiazuma
2年前
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わたしたちの季節を炊く

あいまいな情緒 しなやかなグラデーションで巡る4つの季節があるからこそ、あいまいな情緒…

tamamiazuma
2年前
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器と食

「祈りの言葉を入れる箱」 毎日のあたり前だけど、食はいのちをいただくことであり、「器」とは祈りの言葉を入れる4つの箱「口」から成り立っています。 あたり前だけどすごく大切なことを一生願うからこそ、暑い、寒い、疲労困憊と言いながらも、この仕事を続けているんだと思います。 我妻珠美 陶展「秋を炊く」 2021.09.22(水)23(木) ※2日間限定展示 (展示販売数は通常通り) 新宿髙島屋 和食器 詳細は後日 *抽選入場になる予定* 写真:新色「あずき」

詰めた時間をふりかえる

道の開拓 オモクテワレル、アツクテワレル。 強そうなのに儚い土のうつわの扱いは、両方のバ…

tamamiazuma
2年前
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冷製パスタに見立てたズッキーニのサラダ

六季 四季どころか「六季」が実感できる日本。夏のはじまり(梅雨)や、冬のはじまり(秋雨)…

tamamiazuma
2年前
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レモン炊き込みごはん

降らずとも竹植る日は蓑と笠 芭蕉がそう言ってるから、来週くらいには東京にも梅雨がくるのだ…

tamamiazuma
3年前
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カブトムシなスイカのスープ前編

大好物であるスイカの季節がやってきたので、踊ろう。先立つものもない、ふりかかってきた諸々…

tamamiazuma
3年前
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米粉でとろりカブのミルクスープ

ここにある大切な食材・食品 「外に向いて進んでいくのはもちろん良いけれど、これからは内側…

tamamiazuma
3年前
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春をむすぶ

不思議な春さようなら立夏もすぎ、今年も、不思議な春がいってしまった。 「期待」という言葉…

tamamiazuma
3年前
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土鍋おちゃめし/おちゃーはん

「おちゃめ」「おちゃーはん」茶化したようなタイトルから始まりましたが、まじめにお茶がら使っておいしいご飯を2品つくりました。本業はうつわ職人なので、ブログでは「職人のなんちゃってレシピ」として分量や分数など数字のないお茶目レシピを時おり投稿しています。 「茶 」には 、【樹木】以外に【ばかにして、からかう】の意味があります。「お茶目」 や「茶化す」など、それに当てはまりますね。「お茶でもしようか」=「冗談ばなしでもしようか」=「茶化す」という説も聞きます。 捨てたくない気