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対面笑顔、普段微笑み。

いつも笑顔で

ちょっと許せちゃう後輩

CA時代、ちょっとおっちょこちょいな後輩がいました。
重大なミスではないけど、ちょいちょい何かを失敗したり。
でも何だか憎めないんです。
小さいミスというのもありますが、なんか許せちゃうみたいな。

同僚と「なんか許せちゃうよね」って話したくらい。
以前の記事でも書きましたが、CAの仕事っていうのは毎回違うクルーで、初対面の頻度も高く、でも短い時間で信頼関係を築いてチーム力を発揮しなければなりません。
そんな中でも「なんか許せちゃう」と思わせるのは何なのか。

この後輩、とにかくいつもニコニコしているのです。
挨拶もちゃんとしますし、先輩から見ると「かわいらしい」後輩なのです。

なんか許せない?

たとえばこの後輩が、とっても優秀で、でも表情はいつも無表情。
ただただ、淡々と仕事をこなす人だった場合(極端ですが💦)。
何もなければ「仕事できるよね」でいいのですが、ミスをした時、何かしらをやらかしてしまった時に「なんか許せちゃうよね」って思えるかって言ったら・・・
最初は「何かあったのかな?」と心配になりますけど。
この人の人となりを知らない関係において、「なんか表情ない子だな」と印象いまいちだった場合、ちょっとしたミスでも不信感を与えかねません。

もちろんミスはしないに越したことはないし、繰り返されても困るので、ちゃんとアドバイスはしますし、反省も促しますよ。

いつも笑顔で接するからといって、いつでもミスを許せるわけじゃないですけどね(笑)
改善してもらうことは前提のたとえ話です。

笑顔で選ばれる

通勤していた頃の通勤路、道路沿いには各社のコンビニがあるのですが、だいたい使う店舗は決まっていました。
もちろんF社のものが食べたい、とかL社のあれが食べたいとか、S社であれが買いたいという時は使い分けますが、通勤路にはなぜか1社が集中している場合も。

だいたい決まった店舗を利用していました。
店員さんの感じがいつ行ってもよかったから。
同僚に話した時にも「あそこ感じいいよね!」と利用者が多かったです。

感じが良いって何?
笑顔なんです。
そして一言、「今日も頑張ってくださいね」とか「お気をつけて」など付けてくれるんです。
「いらっしゃいませ」やレジでのやり取りの声も明るい。
これ、真顔や無表情でやるの、逆にスキル高いですよね(笑)

いい気持ちで会計を済ませて、出掛けること、帰宅することができます。

つまり、店員さんでなくても、ご近所づきあいやママ友さん同士でも、もちろん職場でも笑顔で接することで、なにかが変わるかも??
初めましての場合は、第一印象が大事ですので、笑顔で印象付けましょう♪

微笑みをマスターしよう

ただ笑えばいい訳じゃない

CA時代の話に戻りまして・・・
フライト前にクルーによく「CAシートに座っている時や通路を歩く時にも笑顔で」と伝えていました。
その時に補足で伝えていたことがあります。

どうしても「笑顔で」というと「ザ・笑顔」を想像してしまうのですが、考えてみてください。
CAが離着陸時に満面の笑みで座っていたら・・・
ちょっとコワくないですか?
「待って!あのCAさん大丈夫?」ってなりません?

例えばドアのそばでお客様を(機内の様子を)観察(これを「機内監視」と言うんですけどね、業務上は)している真顔CAに声を掛けた瞬間、パッと笑顔になったら。
そのギャップに驚きません?
その変わりようが逆にコワイ。

そのギャップを少しでもなくすため、お客様と接していいないときでも笑顔でいましょう、ということなんですが、この笑顔は今までお話していた「笑顔」とはちょっと違います。

微笑みほほえみ」です。

微笑むって?

意識したら意外と難しいかも?
微笑むってなんだろ・・・

「声を出さずににっこりと笑う表情のこと」という意味で、口を開けずに口角を上げて、目元を細めたりしてわずかに笑うことを言います。

意味解説の読み物
「微笑む」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈より

どちらかというと笑顔よりも控えめな表情ですね。
にっこりよりももう少し控えめな印象なのですが。

気を抜くと人間って口角が下がっていると思うんですよ。
今、こうやって文章を打っている私も真剣な表情になり、多分口角が下がりがち。
さすがに一人でにっこり微笑みを浮かべてPCカタカタやっているのも、薄気味悪いですが(笑)
ただなるべく口角が下がらないように、気が付いたときはちょっと意識してみたりしています。

微笑む効果

話を少し戻して、なぜフライトの時に「微笑む」ことを投げかけていたのか。
もちろん笑顔と真顔のギャップをなくすこともありますが、親しみやすさだったり、話しかけやすいと思っていただく必要があったからです。
ついつい忙しそうに真顔で動いているCAには、何かものを頼みにくいのではないでしょうか?

ホテル勤務時もカウンターに立つとき、通路に立つとき、微笑むことを意識していました。
併せて目線も近くではなく、全体的にひとりひとり見るくらいの速度で。
そうすることで、スタッフを探している、何か頼みたいと思っているお客様にいち早く気付くことができるし、お客様からも声を掛けやすい状況が作り出せます。

微笑みの作り方

多分笑顔作るより難しいかも??
いえいえ、慣れてないだけですよ♪

口を閉じたまま、「に」と言うイメージ。
少し口角が上がりませんか?
思いきりするとあまりにも不自然ですが、口角が上がるイメージができたら、その表情をキープ。
やっているつもりでできていないのが笑顔なので(笑)、鏡を見ながらご自身の表情を確認してみてください。

ちょっと不自然かもしれませんが、意識してやっていれば、自然とできるようになります。
せめて口角を下げないことを意識してみましょう。
たまに鏡でチェックしてみることがポイントです。

そして目元を少し緩めてみましょう。
目が笑ってないとコワイですからね。

微笑んでたら、穏やかな気持ちにもなれますよ♪
接客のお仕事をしている方だけでなく、事務をする時も、家事する時も、コワい表情になっていないか意識してみてください。

もしかしたら後輩から、同僚から、お友達から、声を掛けられやすくなるかもしれないですよ✨


❀✿❀表紙写真について✿❀✿

素敵な写真を、使わせていただきました✨
なんとも愛らしい姿のパンダ。
なのに時にオッサンな座り方(笑)
それも含めてかわいくて大人気のパンダですが・・・
あのタレ目がまたかわいくて♡
でもあのタレ目のような目の周りではなく、その奥を見て!
結構怖いですよ、全然笑ってないので(笑)

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🖋 🖋 🖋 参考にした記事 🖋 🖋 🖋

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