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今月読んだ本…2月

あなたは、どんな本を読みましたか?
小説?ビジネス書?自己啓発書?漫画?

…誰も興味ないと思うけど、わたしの本棚、毎月公開してます。
何か面白そうな本ないかな?とアンテナ張っているあなたの参考になれば幸いです。やー


悪魔の傾聴|中村淳彦

最近見つけたVoicyパーソナリティ、ノンフィクションライターの中村淳彦さんの新作です。

エロ本出版社、介護業界という底辺層(注意:著者談)から脱出すべく、ビジネス書作家へのチャレンジとしてビジネス領域にて出版。ダークサイドの取材で培った傾聴のコツを惜しみなくご紹介くださってます。

これね、面白いんですよ。

オリジナリティーが濃い。んでエピソードがいちいち辛い。大学のセンセの話より、現場たたき上げのおっちゃんの話の方が面白い現象をそのまま体現されてます。

この本のキーワードは「受容」。
聞き手の受容力の範囲でしか語ることはない、とのことで、いかに受容力を高めるかを考察してみたのはこちら↓


東京貧困女子|中村淳彦

著者しばりでこちらも入手。Kindle Unlimited対象でした。
実際の東京の貧困女子たちにインタビューしたものがまとめられてます。

衝撃だったのが、「ほとんどの貧困女子たちは風俗嬢だ」ということ。学生ですら、いや、学生だからこそ、学費・生活費をまかなうために身体を売っているそうで。なにそれ、日本すでに終わってない?と確かな憤りを覚えます。

正直、彼女たちが分からない。でも、知りたい。

ただ・・・。
ノンフィクションってふと我に返る瞬間があるんですよ。「わたしはリアルをエンタメとして消費してるんじゃないか?」って。でも、もっと知りたい。こころの葛藤が生まれちゃうんです。

なお、以前読んだ「両手にトカレフ|ブレイディみかこ著」(こっちはフィクション)でも同様でした。つまり、この問いは解決してないってことですね。↓

あなたは、どんなスタンスでノンフィクション作品と付き合っていますか?なんのためにノンフィクションに手を取るのですか?


なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか|二村ヒトシ

COTENラジオ経由で知ったAV監督の二村ヒトシさん。(最近、アダルト業界に近い人を追っかけているからか、文字変換候補がいかがわしくなってる)

もっと二村さんの思考を知りたくって購入。

なんと、こちらの本もキーワードが「受容」でした。
しかし、こちらは相手の受容ではなく「自己受容」のほう。

自己受容とは「自分を受け入れて、愛してあげる」こと。(中略)自己受容してない人が、弱い自分を守るためにナルシズム(自分への欲望)を強くしているのです。

中村淳彦さんと同じく、強すぎる欲望に対して否定的な意見でした。

欲望が強ければ強いほど、意思があって良いもんだと思ってたのでなんだかびっくり。。そうか、これはナルシズムだったんだ。


じゃあ、自己受容できるためのコツは何なのかというと。「感情は、考えないで感じきる。」だそうです。そして感情を感じきる前にインターネットで発信するのはNGだと。・・・これ、先月ドはまりしたあの本にも書いてあったなぁ。

・・・実は、ちょっと前に仕事で大失敗し、どん底でした。
これまでなら「内省や!」とか言い訳しnoteに即座に書きなぐり、ネガティブ感情を消化してたでしょう。


がしかし!
今回は「感情を感じきれ!リアルタイムに接続すな!」に従ってみたんですよね。孤独をつくって、ネガティブ感情をひとりで抱えて。
まあ、落ちに落ちても、底を打てさえすれば浮上できるもんです。大丈夫大丈夫。


仕事でのナルシズム(欲望)を客観視する方法について考えてみた↓


積読たち


仕事関係



以上、2月に読んだ本でしたー!


おしまい

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