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私の食の価値観と家族の教え【フランスでの日常🇫🇷】

私は食に対してのこだわりが強い方だと思う。家で使う調味料は添加物が入っていないもの、有機素材を使っているもの、普段の買い物でもオーガニックのものを選ぶようにしている。また、食べたいものは食べたいときに食べる。もちろん、食べ過ぎには注意しているが、いくら高くても食べたいときに、食べれるときに食べるべきだと思っている。

こんなに食べ物にこだわる理由はなんだろう・・・。

祖母の話
私の祖母は 2017年の年末に亡くなった。私は離れていたところに住んでいたのだけど、大好きな祖母が心配で心配で、仕事を休んで祖母の住んでいる鹿児島に滞在し、祖母を最期まで見守った。だんだん弱っていく祖母、目を背けたくなるような、逃げたくなるようなシーンも何度もあったが、しっかりと現実と向かい合った。
祖母は昔食べることが大好きだった。祖母の家に行けばいつも出てくるお茶とお菓子。たわいもない話をしながら祖母とのお茶タイムが大好きだった。
そんな祖母は、入院中嚥下障害が起き、食べ物を飲み込むことが難しくなっていた。看護師さんが何か液体を口に運ぶ。一口分を注ぐと咳き込む祖母。そしてもういらないと怒っていた。(祖母の怒っていた姿は病院で初めて見た、本当に辛かったんだね。)あんなに食べることが好きだったのに、今祖母が食べているものはなんなんだろう。味はあるのかな?美味しいご飯を食べてもらいたいよ。なんだかやるせない気持ちを抱えながら、祖母を見守る。結局そのあとは点滴で栄養をとることになった祖母。

人間いつかは食べられなくなる時が来るんだなぁ・・・。

私の中で、おいしく楽しく食べれることってこんなにも幸せなことなのかと考える大きなきっかけになった出来事だった。

義母の話
義母はもともと歯があまり強い方ではなかったようで、上の歯は全て人工の歯をかぶせている。そのこともあって、義母はかたいものを噛むことができず、かたい食べ物などは食べないようにしている。また、逆流性食道炎という病気も持っているので、油っこいもの、刺激の強いもの、辛いもの、甘いものなどは胃酸が出やすいので、あまり多く食べることができないなど制限が多く、食べたいのに食べられないという状況が食事のたびにやってくる。

そんな義母は私たち夫婦にいつもいう。「歳を取ったら食べたくても食べれないことが出てくるかもしれないから、歯が丈夫な間に、しっかり消化できるうちに好きなものを迷わずたくさん食べなさいね。」と。

私は祖母と義母から学んだことが、間違いなく今の私の食の価値観につながっていると思う。

そんな私は、今日も朝から有機豆のコーヒーショップで購入したお気に入りのコーヒーでコーヒーを淹れる。
お昼は、夫と海鮮パスタを食べにお気に入りのレストランへ。ムール貝やタコがたっぷり入った贅沢なパスタを頬張る。
ランチの帰りは、スーパーに立ち寄り、買いたいものを悩むことなくカゴに入れていく。
私は洋服に使うお金よりも、美容に使うお金よりも、どんなお金よりも食にかけるお金を大切にしている気がする。
そして、それは家族にも。
家族が食べたいというものはご馳走するし、いつまでも健康でいてもらいたいから、添加物の少ない身体に優しいものをプレゼントで送ったりしている。

食に対する価値観は人によってさまざまだと思う。
私は食に対するこだわりが強いと思っているけど、お腹が満たればそれでいいと考えている人もきっといるだろう。
本当に人次第だと思っているし、誰かに強要するものではないとも思っている。

ただ私は自分の食に対しての価値観は、今後も大切に暖かく守っていきたいと考えている。

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˗ˏˋProfileˎˊ˗
期間限定フランス🇫🇷在住
キャリアカウンセラー/ライフコーチ

海外に住んでみたかった私が住んでみたらどうなるの?
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元会社員をしながら4社で複業パラレルワーカー💻

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