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【書評vol.1】モチベーション革命【これからの時代を生きるのに必要なのは没頭だけだ】

※本書の学びやアクションプランは私個人が考えたものになります。ですので、実際の解釈や意味、言葉など多少異なる場合がございますが、あらかじめご了承下さいませ。

こんにちは!
どーも!ミニマリストのゆ〜せ〜です!

今回は、モチベーション革命という本の書評を書いていきますので、最後までよろしくお願い致します。

モチベーション革命の概要


まず、本書はモチベーション革命という名前からあなたのやる気が出ないという事態を改善してくれるテクニックをまとめたような本ではありません。
本書では、なぜ、お金を稼ぐため頑張れないのか?という問いから、これからの時代を生きる「乾けない世代」の幸せとは?モチベーションとは?という本質について書かれています。
それは、「上の世代」では、カネやモノや地位などの達成・快楽のため、ないものを生み出していましたが、一方で、「乾けない世代」は生まれた頃からないものがない世代で「上の世代」のように頑張ることはできないのです。
今は変化が予測できないVUCA時代で、その環境下では、個人のモチベーション、生きがいというのも重要になってきますが、世の中の変化を予測し、イノベーションを起こす組織をいかに作るかということも重要になってきます。
これからの時代を生きる「乾けない世代」だけでなく、「上の世代」の人も「乾けない世代」の若者の価値観・考え方に寄り添うことにより、幸せとは何かという問いについて学ぶこともできると思います。

モチベーション革命を読んで


私は大学に入って初めてアルバイトでお金を稼ぐということを経験しました。
高校生のころは月におこづかいを10,000円も使うということもありませんでしたので、月に60,000円とか入ってきたときはめちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。
そういう生活を1年くらい続けてあるとき、ふとこう思ったんですよね。
「お金ってこんなにいるっけ?お金はもちろん生きていくのに重要なものだけど、自分の時間をそこばかりに注いで本当に幸せに生きれるのか?」
そのときから、お金が幸せに直結しないと思うようになりました。
メディアでは、お金のある人は勝ち組で、「こんなすごいスーパーカー乗れるんだぞ」とか「大理石のテーブルです」とか「毎日夜景見てジャグジーでお酒飲んでます」とかお金がある人はそうでない人と比べて、幸せな暮らしができるということを発信しています。
もちろん、テレビはエンタメですから、ポジションをとって話すのはもちろんなんですが、お金が本当の幸せを実現をしてくれないという事実を知るだけでお金への執着はほとんどなくなるのではないでしょうか?
このモチベーション革命では、やる気といった見えないよくわからないものにフォーカスするのではなく、私たち「乾けない世代」の本当の幸せとは何かということを考えた上で、「生きがい」というキーワードを用いて表現されています。
この生きがいについては詳しく解説したいと思いますので、楽しみにしてください。
この記事の読者様も、この本を読んで自分の幸せについて考える機会を作っていただければなと思います。

モチベーション革命の学び


ではモチベーション革命の学びについてじっくり解説していきますので、楽しんで読んでください!

これからの時代を幸せに生きるための人間の価値


私たち「乾けない世代」の幸せとは、「上の世代」が求めた達成や快楽ではありません。
もちろん、達成や快楽のために仕事をする人はいますが少数派でしょう。
パチンコを打つために嫌な仕事を毎日10時間働くというのは「やりたい!」と思う人はいないのではないでしょうか?
そもそもこれからは、おそらく65歳で定年退職という制度は社会保障や医療のせいで消えて無くなるでしょう。
そう考えてみれば、嫌な仕事で一生食っていくというのは割りに合わない考え方になってくるのでは?と私は思います。

「乾けない世代」の幸せに対して、私たちは良好な人間関係や意味合いを重視するようになりました。
つまり、仕事よりも個人の時間や友人との時間が大事と考える人が増えてきたということです。
給与だけが高い職場より、結果でちゃんと評価される社風に、人間関係が良く、他でも生きていけるスキルが身につくといったことが重視されるようになったということです。

そういう時代に私たちはどう生きていくことが不安に打ち勝ち、自分の人生を生きれるようになるのでしょうか?
それは、自分にしかできないことを突き詰め、楽しみをお金に換えていく他はありません。
そしてこれができる「乾けない世代」は強いです。
自分にしかできないことがわからないという人はロボットでできないことをやることに意味があると考えるとわかりやすいかもしれませんが、誰しも1つくらいは他の人よりも好きなものがあると私は思っています。
そして、世界を変えるような画期的なイノベーションは、人間の偏愛によってしか生まれません。
「金がほしい!!」とか「もっとモテてー!」という欲求では画期的なイノベーションは起こらないのです。
好きなことをやり続けることはやっている本人はものすごく楽しいし、社会的に見てもこれは最強の競争力になるのです。

巷ではAIに仕事を奪われると不安に感じている人は少なからず存在します。
AIがどこまでできるようになるかはまだわかりませんが、だからといって不安になるなというのも難しい話ではあります。
しかしながら、AIにも絶対できないことは1つあります。
それは、嗜好性です。
嗜好性というのは、「私は誰になんと言われても、これが好きだ」という偏愛のことを言います。
人の嗜好というものは、ロボットから見れば、めちゃくちゃ非効率だし、無駄なものに塗り固められたものなんです。
つまり、ロボットが不要なものということですので、同時にできないことともいうことができるわけです。

もう少し踏み込んで、人間の価値についてもお話ししていきます。
ハーバード大学で日本語教師を務めた後、教育システムを研究しているアクティブラーニングの羽根拓也さんは価値とは「差異×理解」だと言い表しました。
つまり、人との違いも、相手や周囲に理解されなければ価値を発揮しませんが、きちんと理解されるようになれば途端にその違いが価値に変わるということです。
価値を生み出すためには、他者に対する理解を広げようとすることが重要になってきます。

そして、自分の中の「好き(嗜好性)」や「歪み(価値)」をどうやって育んでいけばいいのでしょうか?
まずはアウトプットを目的とせずに、ただひたすら没頭しましょう。
世の中の人にとって新しい意味をもたらすのは、人との違いや、ズレから生じる「好き」や「歪み」です。
なので、人との違いが自分にとって確固たる強固なものへと成長する前に、他の人にアウトプットしてしまうと、バカにされたりして、最終的に他人の評価軸や基準を取り込んでしまい、せっかくの「好き」や「歪み」を失うことにつながるかもしれません。

自分の好きを自分のためだけに追求し、没頭してみましょう!

モチベーション革命を活かすアクションプラン


では、このモチベーション革命で得た学びを実生活に活かすにはどうすればいいでしょうか?

ただ、ひたすらに没頭する


あなたの好きなことは何でしょうか?
本書では、好きなことに没頭することが結果的に自分のためにも人のためにもになると考えています。
そして、好きなことを継続して楽しめるのも才能であると、、、。

自分の好きがわからないという人は、まずは、偏愛マップを作ってみましょう。
方法の前に1つだけ注意点です。
このマップは誰にも見せない前提で作っていってください!
理由は、誰かに見せる前提で作るとありきたりな、相手に肯定されることを目的としたものになるからです。

作り方は以下の通りです。
①ノートや画用紙にひたすら自分が好きなものやことを書き出していく。
②好きなものを掘り下げていくコツは、好きな要素をどんどん細分化していくこと。
③思いつくのはどんどん書き殴っていく。

これであなたの「好きなこと」は明確に可視化されました。

もちろん、好きなことだけで生きていくことはまだ難しいと思うので、うまくバランスをとって、充実した毎日を送りましょう!

ここまで記事を読んでいただいてありがとうございます。

より深く学びたいという人は本書のリンクを貼っておきますので、ぜひ確認して実際に手にとってみてください!

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