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台湾ひとり研究室:翻訳編「#40読書体験から翻訳文学の意義を考えてみる。」

台湾書籍《大港的女兒》 の翻訳者が、日本版の刊行前後の進捗をリポートしていく有料マガジンです。公開から1週間は無料でお読みいただけます。今回は、翻訳文学を読むことの意味をゼロから考えてみようと思います。

フィールドとしては台湾にいる身ですが、今回は台湾だけではなく、もう少し広く海外という視野から、ほかの国の文学を読む、という私自身の体験についてご紹介してみます。

本連載では、過去にも個人的な読書体験について紹介してきました。

今回は、もう少し翻訳のもつ力を考えさせてくれた本を取り上げてみようと思います。

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勝手口から見た台湾の姿を、さまざまにお届けすべく活動しています。2023〜24年にかけては日本で刊行予定の翻訳作業が中心ですが、24年には同書の関連イベントを開催したいと考えています。応援団、サポーターとしてご協力いただけたらうれしいです。2023.8.15