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台湾書籍、翻訳中!

台湾書籍の翻訳者が毎週月曜日に、作品情報から翻訳の進捗、翻訳出版の裏側まで、幅広くお伝えしていきます。台湾旅行に行ったことのある方から翻訳や書くことに興味のある方にも楽しんでいた… もっと読む
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記事一覧

台湾ひとり研究室:翻訳編「#40読書体験から翻訳文学の意義を考えてみる。」

フィールドとしては台湾にいる身ですが、今回は台湾だけではなく、もう少し広く海外という視野…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#39翻訳者の原稿料事情と有料マガジンに込めた思い。」

この話をするかどうか、ずいぶんと迷いました。ですが、翻訳作業の実態を明かし、これから台湾…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#38翻訳原稿の推敲作業で気づいた中→日の訳出ポイント3…

相変わらず推敲作業が続いています。勝手に始めたこの連載、週1で2,000字というのは、ギネス世…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#37推敲作業、続いています。の巻」

(うわ、めちゃめちゃ勘違いしてた!) …こんな瞬間が幾度となく訪れる翻訳原稿の確認・推敲…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#36作品の舞台を取材した中で最も収穫の多かった場所を紹…

台湾東部地震に際して 連載の話に入る前に、4月3日に発生した台湾花蓮地震に際し、お亡くなり…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#35《大港的女兒》の舞台、高雄へ取材旅行に行ってきまし…

台湾南部の港湾都市、高雄。台湾第二の都市ともいわれる街です。台湾に嫁いでからというもの、…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#34こ、これは最強⁉︎ 新たに見つけたデータライブラリーのお知らせ。」

前回の舌の根も乾かぬうちに、最強か!?という調べ物サイトを発見しました。使い始めたばかりですが、早速、ご紹介しておきたいと思います。 戦前と戦後を跨いで調べたい 改めて触れておきますが、《大港的女兒》は戦前から戦後の台湾史、日本史にかかわる時間軸が流れる作品です。前回ご紹介した日本統治時代の史料だけでは、全く十分ではありません。とりわけ戦後台湾の状況がどうであったか、やっぱり確認する必要があります。 戦前台湾に生まれた方のライフヒストリーについて修士論文を書いた時、戦後

台湾ひとり研究室:翻訳編「#33台湾の日本統治時代の調べ物によく使うツールは?」

本欄では、各種辞典、表記ガイド、翻訳作業ソフトと、翻訳作業中に使っているツールをあれこれ…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#32 本日、情報解禁!シリーズの1冊になります。」

「アジア文芸ライブラリーというシリーズを立ち上げる予定です」 春秋社の担当編集さんからご…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#31原稿を推敲する時に欠かせないツール。」

突然ですが、質問です。次の文のどちらを読みやすく感じますか。 夏目漱石『吾輩は猫である』…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#30新しい翻訳作業ツールを使いはじめました。」

「これ、本当にいいので、みんなに紹介してるんです」 前回、台湾人の通訳・翻訳家である詹慕…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#29ゲスト登場!ネイティブチェックの詹さんと新しいソフ…

前回、本作の翻訳チェックとしてネイティブチェックを入れることにした理由とその基本の考え方…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#28翻訳に必須の、あの仕組みを取り入れます。」

そもそもどのくらいの語学力? 自分がこんなふうに台湾に長期滞在する前は「台湾に10年以上住…

台湾ひとり研究室:翻訳編「#27翻訳者兼ライターの人生に影響のあった本3選。」

以前「#16歴史時代小説を翻訳するまでの個人的な歴史遍歴の話。」として子どもの頃から歴史物が好きだった、なんて話を書きましたが、具体的に「人生に影響のあった本」というと、ちょっと角度が変わります。 ワタクシ、団塊ジュニアと呼ばれる世代で、今50歳ですが、過去に本によって何度も助けられてきました。それも妙なところで「あの本を読んでいたからだ」と実感する事態に出くわすのです。そこで今回は、私の人生のターニングポイントでダイレクトに影響を受けた3冊と、そのリアルな関係を晒してみま