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八百屋さんをリモデルする

私の実家は八百屋さんでした。

店内には魚屋さんもあり、ワンストップショッピングができる場所として重宝されていたと思います。※30年以上前ですからね。

八百屋さんの魅力は野菜を購入するということよりも、世間話や情報収集の場だったと思います。
店主である私の父やそれを支える母。お手伝いのスタッフに会うためにお客様がいらっしゃる。そして、子供の話や健康の話、地域の話をする。お客様どうしも話をする。

野菜を買うというのは、その会話を楽しむためのきっかけや意味づけだったのかもしれません。

地域のコミュニティの場だった八百屋さん。
コミュニティ機能はSNSに、野菜という実利はスーパー等に置き換わってしまい、淘汰されつつあります。

では、八百屋さんに違う機能を付加することができないでしょうか?

八百屋さん=食育の場
八百屋さん=市場見学ツアーを一緒にできる場
八百屋さん=農家さんの情報がわかる場
八百屋さん=SDGsが学べる場
八百屋さん=商売の本質が学べる場


野菜を買うことが一次機能、情報交換の場が二次機能だとして、そこに三次機能として学べる場を付加することはどうだろうか。


ビジネスモデルとしては市場から仕入れたものを販売すること。もしくは、農家さんから直接購入をして販売するというシンプルなもの。
高粗利にするためには、規格外を仕入れて販売する。もしくは、お弁当やジュースなどの加工業を実施する形になると考えます。

生鮮品を扱っているが故、ロス対策も上記加工業務で実施。または、地域のフードロス対策を行なっているNPOとタックを組んでも良いかもしれません。

集客力は住宅地に立地する場合、地域の徒歩圏内(1km程度)が基本商圏となるため、来店頻度を高めるか、商圏を広げることになります。
来店頻度を増やすために、子供に知ってもらいたく、地域の教育機関と提携し、教育面をサポートできるようにし、授業の一環として生徒が参加できるコンテンツを用意したい。参加して出来上がったアウトプットを見るために、親に来店していただく形です。
クラウドファンディングのリアル版。参加型のコンテンツを八百屋さんで実践する形です。

最大のネックは人員。
店主は仕入れや販売・接客に加えて上記教育業務が発生するときつくなるため、リアルに商売を学びたい高校生、大学生をインターンで募集したい。給与をまともに払うことは難しいので、経験を与える形。
または、将来先生になりたい学生を募り、教える場を与えることでメリットをだす。有料ボランティアもありかもしれない。

最後に、個人商店の八百屋さんは後継者不足及び資金繰りが厳しい。私の実家もそうでしたが、ここが問題になりがち。
この問題を緩やかなチェーンストア方式で解決をしたい。ここはもう少し掘り下げます。


私は八百屋さんというプラットフォームを通じて、もっと野菜や果物を身近に感じて欲しいし、どうやってそれが育ってきたのかを知ってほしい。食べる喜び、作る喜びを感じられる社会にしたい。
もっと深掘りをします。








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