見出し画像

ライターになるには?ライターの仕事って?佐藤友美さんの「書く仕事がしたい」を読んだら、すごく書きたくなった

つい先日「書く仕事がしたい」という佐藤友美さんの本を読みました。

読み終えて感じたのは、「もっと書きたい」ということと、でも「書くのがもったいない」ということ。

まぁ結局書いてしまうんだなぁ

佐藤友美さんはこの本の後半で、「書いてしまうと自分の経験がそれだけになり、書かなかったことは忘れてしまう」と。

ハッとしました。確かに忘れたくないから書く、書くから忘れない。でも書かなかった些細なできごとや、その時の空気、匂いは忘れてしまう。

書ける部分なんて一部分で、他の大部分のことは忘れてしまうんだ。

だから「もっと書きたくなった」けど「書くのがもったいない」と思ったんです。

でも本の中では、

だけど、この喪失に自覚的であることが、書くことを仕事にする人間の責任だとも思います。

書く仕事がしたい  |佐藤友美

と記されていました。大切なことは書くことで得ることも失うこともあるということを覚えておくことなんだろうと思います。


そして私の中で思い描いていた「ライター」とこの本に書かれている「ライター」とは全く違っていました。

なぜなら、この本には「書く」仕事をするために、「書く」以外の何をがんばればいいのかが書かれていたから。

佐藤友美も本の中でおっしゃっていますが、佐藤友美さんが歩んできたライターとしての姿だけが正解ではなく、これもひとつの「書く」仕事のひとつだと。

書く仕事とはどんなものなのかをわかりやすく説明してあり、「実は書く仕事には才能は必要なくて、技術が必要」だとか、「ライターとしての重要な要素は、何事にも面白がれる能力だ」とか、この本を読んでいて、自分の中でストンと腑に落ちるポイントが数多くありました。

また私にとって新しかったのは、「仕事とプライベートは両立する必要はなく、仕事とプライベートはシームレスにつながっている」という考え方です。

確かに私の場合も、子どもがお昼寝中に携帯でサクッと記事の続きを書いたり、1人時間があればそのときに執筆を進めたり、プライベートの中に仕事があるような感じがしています。

他にもたくさん共感できたり学べたりする点があり、悩んだときにまた読みたい本の1冊です。

「ライターとしての生活が想像できない」
「ライターとしての仕事を続けるためのポイントは?」

など、ライターとしての働き方について知りたい人におすすめの1冊です。


この記事が参加している募集

ライターの仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?