見出し画像

人と嫉妬と感情

気に入られる人とはどのような人だろうか。

性格が良いだとか面白いだとか。人に気に入られる要因は沢山ある。人に気に入られればその人に良くしてもらうことだってできるだろうし、日々に有利に働くことは間違いないだろう。

人は弱い。自分が一番でありたいと願ってやまない。他人が自分より優れている時、自分よりも良い暮らしをしている時、人はその人に嫉妬してしまうものだ。そして自分よりも優れた人を遠ざけてしまう。

承認欲求という言葉は極めて的確で、人は自分を認めてくれる人、つまりは(往々にして)自分より劣っている人を自分の周りに置きたがる。当然自分が嫉妬心を持っているような相手、言い換えると自分より優れている人のことは自分の周りには置きたくない。

人に気に入られることには様々な要因があるが、その中の一つには嫉妬されないこと、つまり人よりも劣っている(と思われる)ことがあると思う。人よりも頭が良い、顔が良い、面白いと言った人は実は気に入られ辛いのではないか。

結局のところ人間関係とは感情によるものである。であるから嫉妬という負の感情を生み出してしまうような優れた人は、優れているというプラスの面とともに嫉妬されてしまうというマイナスな面も持ち合わせているのだと私は思う。

勿論これ自体に賛同するつもりはさらさらない。人を正しく評価できるのであればその方が社会にとって有意義であるとは思う。他方で人という不完全な存在が作り上げる社会において感情は切っても切り離せないものだとも理解している。私たちはこの感情というものとうまく付き合っていく必要があるのだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?