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カザフスタン2日目

前回はとりあえず宿にチェックインしたところで終わりました。
その日は夜も遅かったので、そのまま寝て、朝8時くらいに起きました。

現状
・水なし
・飯なし
・金なし(現地通貨なし)
・SIMなし
という状態ですので、ベッドでグーグルマップとにらめっこしながら、これらの調達に出るところです。

オフラインでも使えるようにグーグルマップをダウンロードして、近くのATMを探してみて、大手通信会社の店舗を探してみて、とりあえず外に出ました。

そして、なんとこの日は猛暑日で最高気温が36℃…
#日本と変わらんやん
#湿度は低い

朝の時点で30℃超えをしていて、歩くにはしんどい暑さですが仕方ありません。

近くのATM(といっても20分くらい歩いた)で再度引き出しのチャレンジ。
…あっさり引き出せました。
昨日の格闘はなんだったん。
#運転手の兄さんのATM選びのセンスの問題だなw

お金も手に入れたので、あとは水とSIMと食料。
ここでふと「デカいショッピングモールなら全部揃うんじゃね」と思い、歩いて行けるショッピングモールに狙いを定める。

名前は”MEGA Park”
名前からしても文句ない大きさ!
おそらく開店と同時に入る感じになるけど、平日で人もいないだろうし、何かあっても大丈夫だろう。


到着し、中を徘徊してみました。
大きなスーパーはある、VUITTONのようなハイブランドがある感じではない。カフェもある、銀行もある…通信会社がない!(笑)

ということで、通信会社の店舗に行くことになり、また30分ほど歩きました。
#水とパンは買った

Kcellという、たぶんカザフスタンでは1番の通信会社の店舗に到着し、番号札を取って椅子に座っていました。
途中、店員さんが「あなた番号札取った?」と英語で聞いてくれる神対応。
#言葉がわかるって素晴らしい

自分の番になり、その神対応の店員さんが英語で対応してくれました。
値段は¥850で7GB、30日間、電話番号付き。
#や 、安い…
#電話番号は7010708115

ただ、選べるプランは4種類しかなかったので、これより安いプランはありませんでした。

無事、目的をすべて果たし、宿へと一度帰還。
まだ宿代を支払っていないので、受付へ。受付にいたのは昨日のお姉さんじゃなく、ダンディーなお兄さんだったので事情を説明して支払い。
「ここで、Booking.comの予約分を支払うのではなく、キャンセルしてくれれば、¥270安くするよ」と言われ、予約のキャンセルをして支払い。

後で考えたところ
Booking.comを通した場合は宿側は20%くらい手数料取られてる?
・さらにレビューが書かれて、面倒
ということなのかなぁ〜と思いました。
#知ってる人がいたら教えて!


2泊しか取っていなかったのですが、2泊じゃ足りないと思ったので、ここで追加の1泊をお願いする。(物資調達で半日使ってるからね)
「今日の夕方に明日の予約が確定するから、それから教えるよ」とのことで、一旦退散。


お腹が空いたので近くの食堂を探して行ってみることに。
アルマティは、食堂やレストランの数が少ない気がします。
大学の近くとか歩いても、ほんとに数件しかない感じです。
幸い、宿の近くに評価が高めのレストランがあったので、そこに狙いを絞りました。

食堂よりもしっかりしてるけど、地元の店って感じのレストラン。
価格は¥400〜。
とりあえず、一番上にあったオススメしてそうなモノを頼む。
店員さんがロシア語かカザフ語で何か言ってきているが、残念ながら何を言ってるかわからないのでyesマンで通す(笑)
多分、「汁ありがいいのか、汁なしがいいのか」みたいなことだったと思う。


昔の貴族がワインを飲んでそうなグラスを使って(写真参照)、コーラを飲んでいると頼んだものが来ました。
ラグマンという伝統料理?で、味は普通に美味しかった。
シンプルな味付けだけど、スパイスを使っているのでモンゴル料理とはまた違うシンプルさ。
量は日本だと1.5人前くらいだったのでお腹いっぱいで帰宅。



部屋に戻ると、昨日のニヤリ姉さんが部屋の掃除をしていました(笑)
「なるほど、自分たちで運営しているのかぁ〜。受付もこなして、掃除もして、宿泊者達のワガママも聞いて、英語もロシア語もカザフ語も話して、メチャクチャ大変な仕事だなぁ〜」と考えていたら「あなたは東京から来たの?」と聞かれる。

「やはり、何か狙われていますか?」と勘違いしつつ(笑)
適当に挨拶をして、「そういえば、明日も泊まりたいって伝えてるんだけど、どうなってます?」と聞いてみたら「ボスに確認してみます」とのこと。

「なるほど、あのダンディーがボスなのか」と思いつつ、待っていたら「部屋泊まっていいよ!¥1800ね!」とのこと。
「えぇー、この二日間は¥1350で泊まってるのにぃぃいいい」と思いつつ「まぁ、旅行するって時点で金を持っていると見られるのだから、このくらいは許容範囲か」ということでお支払い。


部屋で次のキルギス行きのことを調べてると、部屋の一人が帰ってきて話しかけてきた。
「お主、出身どこなん?」
「日本ですけども」
「え、日本なん!俺、来月、日本行くで!てか、何回も日本行ってるで」
※翻訳は感覚です

ということで、テンションが上がったカザフ人のマラと会話。
俺の一番の疑問は「カザフ人なのになんでここに泊まってるん?」ということだったけど、そんなことは聞けない(笑)


マラの弟は日本でビジネスをやっていて、自分はそれの手伝いでチョクチョク日本に行っているとのこと。
半年間は日本にいて、その後3ヶ月カザフ。
という生活を送っているらしい。

アルマティは日本車が多いなぁ〜(モンゴルほど中古車がたくさんではないけど)と思っていたところ、マラは日本で中古車を解体、パーツをコンテナでカザフまで運んで、そのパーツをカザフで転売しているらしい。

なるほど、それなら日本車の多さは納得がいく。
でも、カザフはモンゴルと同じ内陸国だから、コンテナ輸送メチャクチャ大変だろうなぁ〜。天津から入れて、ずーと陸路で中国から運ぶのかなぁ〜と考えつつ、マラとの会話も飽きたので外に出ました(笑)
#めっちゃいいやつだけどね


教会とか、ムスクとか市場とか一通り観光地を回ってみました。
教会は中がメチャクチャすごかった!
#語彙力



市場は、ベトナムやモンゴルよりもかなり整理されているのと、香辛料の独特の市場のニオイに香辛料のニオイが混じった感じ。


ムスクは初めて見たけど、調べてなかったのでビビって中まで入れなかった(笑)
たしか、肌を出しちゃダメとかあった気が…

宿に帰ると、同じ部屋の中国人の男の子だけいました。
ズンズンとこっちに近づいてきて、バッとスマホを取り出し、翻訳アプリを起動!
いつも通りの挨拶をひとしきりして(何故かこちらは英語だけど)
「今回が初めての海外旅行で、英語が全く話せないんです。食料を買うにも一苦労しているんですが、英語は勉強したら話せるようになりますか?」と。
それでお互い爆笑しました(笑)


その後、何回か会話のラリーをして寝ましたが
「初めての海外旅行で、こんな安宿に泊まって、食事の注文も苦労しているなんて凄すぎないか…」と思いました。

「中国からだから、航空券は安いんだろうけど、もっと中国語が浸透している場所たくさんあるじゃん!なんでここを選んだん?」って考えながら寝てカザフスタン2日目終了です。
#多分 、彼はビッグになるでしょう
#知らんけど

あとがき
カザフスタンの後、中央アジアを色々旅をして思いついたのですが、おそらくVISAの問題でこの人はカザフスタンに来ていたのだろうなぁという感想です。
中国人はどの国でもVISAでとても苦労しているみたいでした。


では今日はこの辺で!

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