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9月22日 散歩はいい。夜の散歩はもっといい。

昼から活動をしたせいか、夜になっても目が冴えている。

そこで同じく昼から活動をし始めた彼(くぼ)と久しぶりに外食をすることになった。

こんなぐでんぐでんな1日の終わりはどうやって締めくくられるのだろうと思いながら、車を走らせて20時まで営業している喫茶店へ。

レトロなお店の中には、古道具や古本が置かれている。こんな家に住みたいなあなんて思いながらメニュー表に目を移す。

二人ともカレーを選択。実は来る前から喫茶店ではカレーだよねなんて話していたから即決。実際に料理が届くと、思っていた以上に量が多い!これは少し大食いな私には嬉しい。くぼも喜んでもりもり食べていた。

喫茶店を出た後は夜の散歩。車で走ると一瞬で通り過ぎる風景は、歩くといろんな発見があって楽しい。例えば半地下にある喫茶店や、アーチ型の窓のあるカントリーなお家、私の背丈ほどにも伸びる名も知らない花々など。

大学の頃よく散歩をしていたことを思い出す。
散歩はいい。夜の散歩はもっといい。昼間はなんて事のない道も、夜は物語が始まりそうな雰囲気があるから。

目的もなく歩く散歩は終わりを知らない。どこまでも行ける気がする。夜はどんどん深まりいずれは明日がやってくる。散歩をしているとそんな夜がいつもより少し長くなる気さえするのが不思議だ。

散歩が終わりそのまま車で家に帰ろうとしたけれど、なんだかちょっと物足りないので遠回りをしてまだ行った事のないブックオフに寄ることにした。営業時間がぎりぎりだったので、30分勝負。

気になる作家さんの棚、雑誌コーナーを素早く見ていると、くぼが一冊私に差し出した。早川ユミさんの『種まきびとの絵日記 はるなつあきふゆ』だ。値段も見ずにすぐに買うと決めた。手仕事や野菜を育てるのが好きな方はぜひ早川さんの本を読んでみてほしい。優しい気持ちになって、裁縫や土いじりにやる気が出てくるから。

新刊で買えばいいのだけれど、その時訪れた古本屋で出会うのを待っている。運命とは言わないけれどきっとその時出会ったのには理由がある、と思いたい。

そんなこんなで今日は何とか形になった。あとは寝るだけなのだが、まだ眠くないのでこれから少し作業をしようと思う。


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