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大量の本を読書するための実用的な速読法3選

こんにちは。のらりです。

あなたは速読法という言葉で、何を連想しましたか?

本をぱらぱらとめくるだけで、内容が記憶できるような技術でしょうか?

ぼくは最初、そう思っていました。

「今よりもっとたくさんの本が読める!」とウキウキしながら、大量の速読法の本を読み、練習しました。

残念なことに、そんな都合のいい技術はありませんでした……。

考えてみれば、もしそんな技術があったなら、受験生たちの間で大ブームになっていなければおかしいですよね。

しかし、中には実用に足る速読法がいくつかありました。

その中でも、これは使えると思ったものを3つ紹介します。

それは、

 ・制限時間を決める
 ・古典やベストセラーを読んで知識をつけておく
 ・必要な知識が書かれた所だけを読む

です。

この記事があなたの読書のお役に立てれば幸いです。



制限時間を決める


ポモドーロ・テクニックという技術をご存じでしょうか?

イタリアの作家、フランチェスコ・シリロさんが考案した時間管理術です。
 
ポモドーロ・テクニックは25分の作業と5分の休憩を繰り返すことで、作業の効率を上げるというものですが、これは読書にも応用できます。
 
人間は時間を制限をすると集中力が増す傾向にあります。
 
締め切り前に猛然と作業を行ったことはありませんか?
 
タイマーをつけるだけで、それと同じ心理状態に自分をおくことができます。
 
25分読書したら、5分間休憩。
 
休憩の間、読んだ内容を思い返したり、ためになったことをノートに書き記しておけば、記憶に定着させることもできます。
 
「それは速読法なのか?」と疑問に思ったかもしれません。
 
これは、速読法です。
 
なぜなら普通に読んでいると、思考が寄り道してしまう。

そうして、読むのが遅くなる。
 
この方法を使うことで、着実に読み進め、記憶に定着させることができます。
 
結果として早く読めることができます。




古典やベストセラーを読んで知識をつけておく


現代の創作物は、ほぼすべてが何かしらの影響を受けています。
 
ファンタジー小説から哲学、実用書まで。フィクション・ノンフィクション問わずに。
 
作家の知識や思想を土台にして、その上に自分の思考や空想を載せているのだから当然といえば当然です。
 
その現代の作家たちに影響を与えたであろう情報。
 
名作と呼ばれる古典やベストセラー本を読み、それらの知識を頭に入れておくことで、読書の速度がぐっとあがります。
 
自己啓発本なら、「7つの習慣」で有名なスティーブン・R・コヴィーさんや「人を動かす」「道は開ける」などの著作で有名なデール・カーネギーさんの影響を受けたものが多いですよね。
 
それらの有名な著作を読んでおけば、似たような内容が書かれていたとき、「この作家が言いたいのはこういうことだろうな」と過程を読み飛ばしても理解できます。
 
小説や漫画を読んでいると、展開が予測できることはありませんか?
 
例えば少年漫画。主人公が困難にあったシーンを見ても、「実はすごい潜在能力があるんじゃないか?」とか。
 
これらも以前に読んだ漫画という知識があるからできる展開の先読みです。
 
知識があれば想像力を使った先読みで、その本の内容を読まずとも理解することは可能です。
 
先読みするなんて、つまらない読み方だと思いますか?
 
それは違います。素晴らしい書籍は完全に先読みすることなんてできないものです。
 
ビジネス書でも同じ内容でも切り口が違っていたり、小説や漫画では想像をこえた展開を見せたり。
 
ぼくは「ハンターハンター」という漫画が好きなのですが、読んでいてびっくりさせられたことがあります。……ポックル。
 
ベストセラーになる本は、読者の想像を飛び越えてくるからこそヒットするのです(例外はありますが)。

そのような素晴らしい本に出会うために、どんどん先読みして読書しましょう。




必要な知識が書かれた所だけを読む


これはビジネス書などの実用書のみで使える方法です。

方法は簡単です。

目次を見て、必要な知識がかかれたページだけを読む。
 
これだけです。
 
そもそもビジネス書というのはハウツー本として使った方が効率がいいです。
 
ビジネス書を熟読するのは、辞書を熟読するのと大して変わりありません。
 
それが面白いなら良いのですが、学習のために読むなら非効率です。
 
辞書のように必要な知識を引いて、それを行動に落とし込む。
 
それが一番いい使い方です。
 
一行でも役に立ったらそれでよし。
 
たくさん読んで覚えていても、行動しなければ雑学と変わりありません。
 
ビジネス用語100個言える事とポケモン100匹言える事、違いありませんよね?

最高の速読法は、必要なところ以外読まないことです。




読書は手段にすぎない


ご紹介した3つの速読法は、ぼくが実際に使っている方法です。
 
それらの方法を使って、毎日読書を楽しんでいます。

あくまで読書は情報を得るための手段にすぎません。

素晴らしい情報を得るためにはたくさんの本に触れる必要があります。しかし、ぼくたちの人生はあまりにも短い。

なので、速読法で手段を効率化する必要があるのです。

あなたが素晴らしい本に出会い、素敵な経験が得られることを願っています。

その際にこの記事が役に立ったと思っていただけたら、それ以上の喜びはありません。
 
それでは、読んでくださってありがとうございました。

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