見出し画像

「きゅうりのガスパチョ」手抜きバージョン

「こんにちはぁ。きゅうり、もらってくれない?」隣に住む畑持ち御歳90歳大家さんのこのセリフとともに特大きゅうりを数本、入手し消費する、これを繰り返すこと3クール。

 きゅうりの新たな魅力を知った。きゅうりは、ガスパチョにすると魅力が10倍増しになるのだ。

 近所の野菜の直売所には、野菜レシピPOPがいくつかあり、そこでみつけたのが、きゅうりドレッシング。きゅうりをすり下ろして、レモン汁、塩胡椒、オリーブオイルで和えるというもの。ほうほう、と思って、さっそくその晩トマトスライスにかけてみたら美味しい。きゅうりのさっぱり感とレモンはよく合う。暑い日にも、シュッと元気が出る感じ。

 そこでふと考えた。これは冷静スープ的な感じにしてもいいのでは?そういえばきゅうりのガスパチョたるものがこの世に存在していた気がする。

 レシピをネット検索するとたくさん出てきた。多くはミキサーで撹拌するもので、きゅうりの皮を剥いたり、バゲットなどをいれて混ぜあわせるものもある。ミキサーないし……もっと簡単でいいよ。すり下ろして塩胡椒レモンオリーブオイルだけでも美味しいんだから。

 そこで、塩胡椒レモンオリーブオイルにニンニクとヨーグルトを加えてみると、かなりイケる。特大を1本すり下ろしてもするするっと食べられる爽やかさ。でもちょっとニンニクが多かったかな? 次に作った時はニンニクを減らしてみた。うーん、美味しいけどもしかしてニンニク無くてもいいかな? でも少し旨みがほしい。そうだ、ナンプラー。ということで、数回目、ニンニクの代わりにナンプラーを入れてみた。今のところこれがベスト。

★きゅうりのガスパチョ 手抜きバージョン
※1人前 きゅうり1本

1)きゅうりをすり下ろす
2)すり下ろしたきゅうりに、塩胡椒と、ナンプラー・オリーブオイル・レモン汁小をそれぞれ小さじ1程度加えて混ぜ合わせる
3)器に盛りヨーグル大さじ1程度をを加える

 最初からヨーグルトを入れて混ぜてもいいけど、後から盛る方が見た目にリッチ感があるし、クリーミー濃度の違いを楽しみながら食べられるので、その方が好き。

 個人的には、オリーブオイルはなくても十分美味しい。

 それにしても、ほとんどきゅうりすり下ろしただけだけど、これでも「ガスパチョ」と呼んでいいのだろうか? そもそもガスパチョとは何なのだろうか。調べてみた。ネットで検索した辞典によると、ガスパチョはスペイン料理の一つで野菜の冷静スープである。辞典により説明は異なるが、ミキサーは必須ではない様子。まあよくよく考えたらミキサーは昔からあったわけではないしね。

 だから野菜をすり下ろして作ったスープもガスパチョだ。

 きゅうりはダイエットにもいいので、ご飯の前にまず一杯という食べ方もいい。とにかく夏にぴったりの爽やかなレシピ。この季節の定番になりそう。

 酢の物やぬか漬けとはまた違った、きゅうりの魅力を知った今年の夏です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?