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30代で【がん】になって伝えたいこと

こんにちは。
先週に手術を終え、治療が一歩進むことができました。
また手術や入院については、メンバーシップになる気がしますが後日更新します。

同じように今発覚して悩んでらっしゃる方がいたら役に立てたらと思うので記録として更新してみます。

※ 下記の記事は経緯から細かくやりとりや、個人的なことを記載しているため、有料記事とさせていただきます。
医療従事者でもないため、情報はあくまでも参考にする程度でお願いします。



■乳がんを宣告された方
(今同じ状況もしくは、今から病院を決めたり受診される方へ)

とても不安ですよね。
私も何も決まってないのに、癌だということだけが確定していて、「もうお先真っ暗」だと感じていました。
もし同じように何かの病気が発覚し、健診予定の方にお伝えしたいことがあるとすれば…

●可能であれば、今後通院や診察には同席者を検討してください

誰か友人、家族、パートナーなど一緒に行ってくださる方がいるのであれば、検査の結果があるたびに一緒に来てもらえるならお願いする方がいいと思います。

●自分の気持ちや質問を整理する

検診結果に通院する時は、今の自分の気持ちを整理して書き出す方が良いです。
例えば…
・温存できるならなるべくチャレンジしたいが後がどうなるか不安
・全摘した時と温存した際の寿命や、根治の確率に変化があるのか
・化学療法の場合のリスクと利点は何か
など
自分が不安に思っていることや、些細な疑問も全て書き出しておきます。
家にいる「今の気持ち」は落ち着いている時なので、「病院でも話ができるでしょう」と思っていても、実際は緊張したり人と話す中で思いも寄らない方向になったりした際に、聞き漏れるなんてことはしばしばあります。
準備するに越したことはないです。

●自分をまず一番に考えて優先する

私は管理職でアラフォーです。
なので、自分の仕事以外にしている業務もたくさんあります。
通常の業務もいろんな方が関わっている業務がたくさんあります。
それでもしっかり事情を説明して、後任をつけたりアシスタントをつけて業務には穴をあけず、自分のタスク量を少しずつ減らす方向に持っていっています。
自分が健康じゃなかったら幸せじゃない。
この状況になって生まれた私の新しい価値観です。

●パートナーや家族、職場の人、看護外来や先生に「不安」だと弱音を言っていい

なんだか弱音を吐くと、蝕まれてしまう気がして言ってなかったんですが
私の場合はですが、看護外来やパートナーに弱音を言ってよかったなと感じました。
言ってなかった時は、なんとも言えない不安と、癌なのにまだ何もできない苛立ちや将来への不安や、自分の胸がどうなるんだろうとか…、治療費とか治療期間とか、副作用とか、どこまでいったら治ったって言えるのとか…。
全部、ぜんぶが不安でした。
お先真っ暗、すべての見通しも立ってないし、なんだか痛いし、不安。
そして、今もまだまだ不安です。
でも「こういう風に思ってて、こうだって割り切ってるけど、ここが不安」と話すことで少し心の整理ができましたし、理解はしてくれてなくても「知っていて欲しい」と思う気持ちが強かったので、言ってよかったと思っています。
受け取る側になると重荷かもしれません。
でも、「今は申し訳ないけど私は私を優先させてほしい。私が後悔しない決断を出したいし、しっかり治療をしたいから協力して」でいいと思います。

こんな時くらいわがままになっていいと思いますよ。

検診や通院でもっていってよかったもの(まとめた記事に飛びます)
癌が確定したらしておくこと(まとめた記事に飛びます)
> 通院の際の服装(まとめた記事に飛びます)


■ご家族が乳がんと宣告された方
(健診でひっかかったり、今から受診や精密検査される方)

私がそういう立場になって感じたことなので、すべての人がそういうわけではないということを前提にご覧いただきたいのですが…

●たくさん話を聞いてあげてください

兎にも角にも不安です。
平気なフリをする人ほど実は自分でも知らず知らずにうちに心に大きな「不安」を抱えています。
あとは「こうしたい、ああしたい」と一本筋で決めれることでないことが多いです。
私の場合は、妊孕性や抗癌剤と手術どちらを先にするか、温存するか全摘するか選べる段階だったので余計に「不安」と「迷い」がありました。
自分の頭の中でグルグル描いている「良い結果になる自分の道筋」「最悪の結果になる道筋」
どちらもそうですが、私は声に出して見る方が気持ちも情報も整理ができました。
私が通院している病院では乳がん患者専門の「看護外来」というものがあり、そこでは先生に聞きそびれたこと、先生には言えないもっとプライベートな相談などができます。そこで話しているうちに、「あれ、ちゃんと言葉にしないと自分が思っていることって整理できてないし、わかってないことも分かってないな」と感じました。
あとは、どれくらい不安とかって言葉にするととても怖いですが、それを少しでも理解しようとしてくれている人がいるっていうだけでも荷物がビックリするほど軽くなるんです。

1つ不安が解決しても、本当の解決でなくて一つ扉を通っただけなんです。
できれば根気よく話を聞いてあげてください。

●なるべくでいいので通院などには、付き添ってあげてください

これは上記と同じですが、私の場合精密検査を受けて、何度が先生や看護師さんとカウンセリングを重ねてやっと自分の置かれている場所や、すべき治療の意味合いが理解できてきました。
「自分で自分が不安であることが理解できてない」「自分でもまだ自覚できてなくてふわふわしている」状態だったんです。
しかも私の場合は、「一度落ち込むと戻ってこれない」という意識が強いので、いつも病院に行く時はハイになっていて、良くも悪くも先生の話をいい方向にしか解釈できていませんでした。
あとは十分に質問は用意していくのですが、結局冷静でないので会話にならないというか…
質問はできるけど、その質問に対して先生からの回答を理解して、再度より掘った追加の質問ができないという状態でした。
会話でなく、一問一答的な感じでした。

なので、通院して帰りに「あれ…、結局あれってどうなんだろう」とか「あれでよかったの?」とか色々疑問や不安が生まれてぐったりして帰って、再度カウンセリングをお願いするなんてことが度々ありました。
その度に「ああ、治療が遅れてしまう」「なんであの時にこの質問が出てこなかったんだ…」と自分を攻めたりもして不安に不安で泥を塗る感じでした。

もちろん生死や自分の今後に関わることなので、「大切なことだから、しっかり考えたらいいよ」と先生も言ってくださいますが、自分視点だけでなくパートナー、家族視点でもできれば一緒に寄り添ってあげることができるならしてあげて欲しいです。
何も話さなくても、とにかく不安だと思います。
私が誰かが一緒にいて欲しかったシーンがあったので、一度パートナーに聞いてみてあげてください。そしてできればぜひ一緒に行ってあげてください。

●自分を見失わない

相手を優先するからこそ、自分を見失ったり優先しすぎたりすると思います。
矛盾するのは承知の上ですが、自分のことも大切にしてください。
治療方や、レベルによると思いますが、治療は長いと10年以上続きます。
皆さんがいるから当事者も頑張れると思います。
皆さんが健康で明るき笑顔でいれば、当事者も笑顔でいれると思います。

あなたもあなたを押し殺さずに、ともにお互いを大切にして、一緒に治療を一歩一歩歩んでいく気持ちで寄り添ってあげてください。

さいごに

私は治療方針を決めるのに、一度決めて再度違う方でお願いした経緯があります。
それは、どちらを選択しても先生的には問題ないということで、「あなたが何を優先したいかで決めていいですよ」ということだったからです。

一度決めてしまってから、再度悩んでいて先生やカウンセラーさんと話をした時に、美容院とかそれのように「一度各部署に予約入れていただいているのに、キャンセルできないかも。」と思っていました。
ですが、先生に実は迷ってきたという話をした時に
「そんなことは当たり前ですよ。自分の体や今後のことに影響するし、治療は先が長いので自分がきちんと納得する形でないと。ね?」と言ってくださってとても救われました。

人に相談したり、先生やカウンセラーさんは色々とても寄り添ってくださいます。
でも私の体は私のもので、私しか選択することができないのだと気づきましいた。

癌の告知を受けてから、実は普通に生活している中で街中ですれ違う幸せそうにしている人も、色々なことを抱えて生活しているんだなと感じることが多くなりました。
同じように最近告知をされた方、ご家族がいる方、治療中の方、今から検診受ける方。
皆さんがより良く健康に過ごせることを祈っています。

引き続き、誰かの参考になればと思うので、情報は更新していきます。

■私が病院を決める時に参考にした書籍

症例数や、治療法や導入されている機器などで参考になったと感じた書籍は下記です
大きな病院を決めるときも想像ができてかなったことが結構具体的に記入されているので、わからないことがわからなくて不安って人もおすすめかもしれません。
私は結構こちらの書籍で自分の病気についてや、治療方法について知ることができました。



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