見出し画像

30代で癌になると使える助成制度や給付金制度

こんにちは。

私は30代後半で癌を癌宣告されました。
癌になって今から治療や精密検査をされる方、「お先真っ暗だ」「わからんこともわからん」「何をどうすればいい」という方に向けて私が体験した内容を元にお届けてしています。


⬛︎ 妊孕性温存に関する助成金制度
(小児・AYA世代のがん患者等の妊孕性温存療法研究促進事業)

抗がん剤やがんに伴うホルモン療法を受ける場合に治療中は生理が止まり、年齢やその人の身体によってそのまま閉経してしまうリスクがあります。
40歳未満の方にのみ助成される制度ですが、治療前に市や県が指定している施設でのみ受けると治療費の一部が返還されるという制度です。
この制度は、まだ抗がん剤などを経ての出産など特に卵子凍結などの症例が著しく少ないため、その記録などを特定の機関に提供することを承認することで受けられるものです。

注意:
(1)妊孕性温存は保険適用外です。全額自己負担です。
(2)在住している所在地の婦人科もしくは不妊治療クリニックが適用です。
例えば大阪に住んでいて住民票も大阪なのに、兵庫のクリニックを受けると助成対象外となります
(3)指定されている病院やクリニックのみ助成対象となります
詳しくは下にリンクを貼っているのでご覧ください。

連携が必要な施設:助成を認定された不妊治療の病院、癌を治療する病院との連携がマストとなります

申請タイミング:治療完了以降(病院によっては治療と同時に申請を準備だけすすめてくださるところもあるので初めのカウンセリングの際にお尋ねいただくことをお勧めします、私は同時に進めてくださっていて完了とともにすぐに申請できるように進めてくださっているようです)

▶️ 制度に関してや情報提供の仕組みについてホームページはこちらから
▶️ 
各県の制度ページがわかるホームページはこちらから

⬛︎ 高額医療費補償制度

高額療養費とは、1ヶ月(1日から月末まで)にかかった医療費の自己負担額が高額になった場合、一定の金額(自己負担限度額)を超えた分が、あとで払い戻される制度です。
医療費が高額になることが事前にわかっている場合には、先に「限度額適用認定証」を取得して保険証とともに毎月の通院の際に提示すると上限以上支払う必要がなくなるのでおすすめです。

所得によって限度額が決まりますので、不明な場合は所属している会社の社労士もしくは病院のがん相談センターなどで聞いてみてください。

連携が必要なもの:(私は会社に所属しているので)会社、会社の社労士、癌治療の病院

申請タイミング:前申請と後申請があります
あと申請の場合は、まず全額自己負担をして支払います。そして月末締めで上限以上になっている金額を申請して3ヶ月後くらいに差額が入金されます。
前申請の場合は上限以上の支払いが基本はないのでおすすめです。

▶️ ホームページはこちらから

⬛︎ がん患者向けアピアランス助成

こちらは市町村などによって助成内容が異なります。
対象も所得制限があるところもあるので、気になる方は一度「がん患者向けアピアランス助成 市町村名」で検索してみてください。

ちなみに私は大阪在住なので参考までに大阪のアピアランス助成のページ紹介します
▶️ 大阪のアピアランス助成制度はこちらです

⬛︎ 傷病手当金申請

病気やケガのため事業所(会社)を休み、その間給与等が支払われないとき、被保険者が生活を保障するための健康保険給付です。
有給休暇は対象にならず、欠勤の場合のみ対象となります。

注意点:
(1)
傷病手当金については初め待機期間というものがあります。
3日間連続したお休み(有給含み)をした翌日からが給付の対象となります。
まずは上記をクリアしなければ給付対象になりません。
私の場合は手術で入院したのが初めての連続した休みでしたので、そのタイミングで会社と相談して申請をお願いしました。
(2)1つの病気につき傷病申請の対象となります
例えば、私が乳がんで申請をしているのですが、半年後に骨折をして入院したとします。その場合は今申請している対象が「乳がん」のため対象外となります。
ですが乳がんに伴う婦人科受診は対象になるようで、気になる方は通院している病院に一度お問い合わせしてみてください。

申請タイミング:あと申請(1日〜月末を対象として、月末締めで申請をする)

連携が必要なもの:(私は会社に所属しているので)会社、会社の社労士、癌治療に関連する病院と主治医
主治医が許可をして、会社も許可をしてくれないと申請ができません。

▶️ ホームページはこちらから

⬛︎ 私が病院を決める時に参考にした書籍

症例数や、治療法や導入されている機器などで参考になったと感じた書籍は下記です
大きな病院を決めるときも想像ができてかなったことが結構具体的に記入されているので、わからないことがわからなくて不安って人もおすすめかもしれません。
私は結構こちらの書籍で自分の病気についてや、治療方法について知ることができました。

⬛︎ その他癌になった方へ参考になる記事

検診や通院でもっていってよかったもの(まとめた記事に飛びます)
癌が確定したらしておくこと(まとめた記事に飛びます)
> 通院の際の服装(まとめた記事に飛びます)

この記事が参加している募集

Bリーグ

お金について考える

ぜひサポートお願いいたします。いただいたサポート費用はクリエイターの活動費や本を購読してオススメ記事にしたりと利用させていただきます。