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デザインの引き出しは意識を変えるだけで増やせる【Webデザイナー】参考サイトの見方

デザイナーは、制作をする時に参考サイトを探す作業をすると思います。
私は新卒や中途採用者へのデザイン指導もしています。
その中で、指示をもらって急にデザインに取り掛かる新人も多いです。

天才でも参考サイトは探しなさい

少なからず私は天才ではありません。
パッと思い浮かぶこともありますが、それは結構稀にです。
どちかというと戦略的に参考サイトを人より多く見ているから成果が出ているんだと思います。

ではどんな視点で参考サイトを探すと良いのでしょう。

【基礎編】参考サイトの探し方

まずは誰しも知る参考サイトの探し方

  • 競合のサイトを集める(近郊)

  • 同業他社を集める(近郊外)

  • クライアントが好きなテイストで集める

  • 同業のカンパニーカラーで集める

【応用編】参考サイトの探し方

次に応用編。
なぜこれをすべきかというと、例えばネジの製造会社からリニューアルの相談があったとして、同業他社を調べたりしますよね?
でも、ネジの同業他社でかっこいいサイトや、今っぽいサイト、何か学びがあるサイトは片手に足りるくらいだったりします。
そんな時その片手で足りる検索で満足しているなら、それは間違っています。そんな少ない参考だけでサイトはデザインできません。

むしろすべきではないのです。

プラスアルファで見るべきサイト

  • 同業以外のカンパニーカラーで集める 

  • デザイナー的に目指すテイストで集める 

  • 同業以外のデザイナーが目指すテイストで集める

  • ターゲット層が見ているサイトを集める

具体的にどう検索するのか

例えば…
先程例にあげたネジ工場。
カンパニーカラーは赤。
商材はネジ一筋。
クライアントが目指すイメージは新卒者も見る可能性があるため、フレッシュなものが希望。だがあくまで商材の問い合わせされることも想定したい

まず、フレッシュな赤を使ったサイトで人を使ったでいうと『採用サイト 赤 デザイン参考』とか。
あとはそれだとまんまなので、赤でもグラデを使ったものなのか、質感がある背景がいいかによって食品メーカーなどで赤のサイトなんかも参考にするかもしれません。

私がネジ会社の参考サイトを探すなら

まずは基礎的なクライアントからの提供の競合やその周辺サイト、
色での参考は大まかに手当たり次第収集します。

それが終えた状態から何を私が良くするかの一部をご紹介します。

<違う表現方法で探してみる>

赤で散々探して、同業でも他社でも探したとしたら

次に探すべきは、例えば一つの商材のブランディングサイトなどを「赤色」という色の枠を取っ払って検索します。

https://epytotorp.panasonic.co.jp/
写真で表現など収集したあとにもっと切り口がないかなとなった時は、イラストなどを考えてみることもあります。
具体的にネジとわかりやすいイラストもありですが、上記のように抽象的にでも意図を持たせられるようなグラフィックは長く、かつ様々な媒体にも使っていただける可能性があるのでよく想定する手法の参考です。

<企業の理念やコンセプト事業に立ち戻る>

よくやる手法としては、「このネジがあると、私はどう幸せか、地域はどうなるか、世の中はどうか」を考えます。
小さなネジでその使われている場所が例えば建設する際の機械などに使用されているなどであれば、下記のように街全体がこの企業があることで幸せになるようなものが表現されていると大きなコンセプトとして成り立ちますよね。

https://nici.jpn.org/

<エンドユーザーがよく閲覧しているアプリやサイトを見る>

あとはターゲット層がみている同業はもちろん、同業以外のサイトも収集するようにします。

なぜかというと、ターゲットがよく見ているサイトのUIの手法の参考にするためです。
よく見られているサイトは、そのターゲット層の象徴だったりするので、フォントサイズボタンの大きさコントラスト比から、UIでどう動線を引っ張っているかサイドナビはスマホでどう表現去れているかなど。

細かくいうともっとありますが、そういう視点でも収集を行います。

さいごに

参考サイトも多角的に収集をすると、インプットに深みがでるのでアウトプットも深みがあるものになります。
ただ表現されていればいいというものでもウェブはありません。
クライアントのこと、エンドユーザーのこと、今後の事業の展開やブランディングなどを想像して収集すると、新たな発見があります。

参考サイトなんていくつあってもいいです。
デザインは下準備や収集、調査や整理で質が変わります。

今一度「デザイン」に向き合う人は、それまでの工程を見直してみてもいいかもしれません。


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デザインに関してや、異業種からのwebデザイナーを目指している方を応援するような記事を今後もコツコツ更新予定です。

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