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『スペイン─光の画家』、ホアキン・ソローリャ絵画集をKindleから出版しました!

◉ ホアキン・ソローリャ絵画集

新刊のお知らせです!
今回は20世紀初頭を代表するスペインの画家、ホアキン・ソローリャの絵画集西班牙スペイン─光の画家』を出版しました。
日本ではまだあまり知られていない画家ですが、明るい色彩で描かれた少年少女たちの絵がすばらしいですよ。
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全体を「ビーチ・ランドスケープ・ピープル・ポートレイト」の4章に分けて、ソローリャの絵画を300点ちょっと掲載しています。

◉ Chapter1 Beach

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第1章はビーチと題し、海水浴を楽しむ人々の絵画を取り上げています。
野外での制作や、明るい色調に荒々しい筆のタッチで描かれていることから、絵のスタイルは印象派といってよいでしょう。
パリの印象派グループと交流はないはずですが、ローマで絵を学んでいた頃(ソローリャ22歳)に印象派に影響を受けたようです。

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ソローリャはルミニズムというジャンルの画家にもカテゴライズされますが、光の効果に焦点を絞った絵のスタイルなので、これもまた後期印象派や新印象派とよく似ています。明るい透明感のある描き方から印象派のモネと同じく「光の画家」とも呼ばれていました。

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◉ Chapter2 Landscape

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第2章はランドスケープと題し、風景を描いた絵画を取り上げています。
ここでもまた、海岸を描いた作品が多く登場します。ソローリャは終生に渡って海岸を描き続けた作家でした。
ただ第1章と違い、海岸に停泊する漁船の風景は、生活の厳しさからか暗い色調で描かれた作品が多いです。

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そのほか、バレンシアの豊かな自然や美しい貴族の宮殿などの作品は、明るい色調で描かれています。

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◉ Chapter3 People

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第3章はピープルと題し、明るい日差しの下で働くスペインの人々の、習慣・衣装・伝統・暮らしを描いた絵画を取り上げています。
中でも『ヴィジョン・オブ・スペイン』というシリーズで描かれた作品が秀逸です。

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◉ Chapter4 Portrait

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第4章はポートレイトと題し、ソローリャの家族や親しい人、スペインの著名な画家・学者・小説家・または金持ちや漁村の人々の肖像画を取り上げています。

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上の2点はソローリャの奥さんクロティルデ夫人です。ビーチの作品でも登場してますが、相当な美人ですね。

これはソローリャの子どもたちです。左から長男のガルシア、長女のマリア、次女のエレナです。

スペインの小説家、ベニート・ペレス・ガルドス。

スペインの哲学者、ホセ・オルテガ・イ・ガセット。

最後はソローリャの自画像です。
 

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ホアキン・ソローリャの絵画集西班牙スペイン─光の画家』を、ざっとご紹介しました。
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