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錦鯉 長谷川さんとムーディー勝山さんとジョー・力一さんは、白以外の全ての色をしたスーツを着ている

最近読んだ本に「この世にある物はみな、そのもの自体の色を吸収し、それ以外の色を反射している」と書いてあった。

どういうことかと言うと、まず、それぞれの物には固有の色があると。
ここまではいいよね。
で、物ってのは、自分自身の色は吸収してしまうのよ。
吸収された色は、我々は認識できない。
見ることが出来ないわけ。
で、自分の色じゃない色は反射するわけね。

我々はその”反射した色”を見ているというわけ。

雑に例えると、犬が食べちゃったドックフードは見えないけど、犬が食べなかったドックフードは見えるってこと。

つまり、葉っぱは緑以外の全ての色をしていて、フラミンゴはピンク以外の全ての色をしていて、海と空は青以外の全ての色をしているということね。

へぇー。


この手の「全く実感は無いけど、なんかそうらしいよ」みたいな知識って、どう扱えばいいのか分からないよね。

学校で習ったことも、目に見えないし体感も出来ないけど「とにかく偉い人がそう言ってるのでそうです」みたいなやつあるでしょ。
そういう「とにかく教科書に書いてるからにはそうらしい」てことと、所謂”陰謀論”の類とか妖怪とかお化けとか超常現象とかと、何が違うんだろう。

どちらも確かめられない以上「分からない」としか言えない。
何を根拠に分ければいいのか分からない。

陰謀論も超常現象も、信じてる人は「確実にあるんだ、本当なんだ、根拠も証拠もある」と言うし、それは我々の「教科書に載ってたから」てのと何が違うんだって話じゃない?

教科書の内容が変わることもあるし、誰かが嘘をついてても分からないわけでね。

我々には確かめようがないから「はあ」としか言えないよね。
否定する根拠すら持ってないもの。

あたしは過去に何度か「全然何なのか分からないこと」を体験してるんだけど、誰に言ってもあんまり信用されないし、あたしとしても「確かに不思議であり得ないけど、でも、あったので…」としか言いようがない。
宇宙人に会った人とかも、きっとそんな感じなんだろうな。


もしも「地球って丸いんちゃう?」てなってから、実際にロケットで地球を確認した時、ぜんぜん丸くなかったらどうしてたんだろ。
てか、丸かった時に「わ!ほんまやった!」てなったのかな。
ワンチャン違う可能性って、みんなどれくらい考えてたんだろ。
実際に見てみた時に丸じゃなくて、賢い人達が「あ、その手があったかー!」てなる可能は0じゃないと、あたしは思っちゃう。

信じてたけど違ってたことって、割とあるでしょ。

でも、違ってることを確認しない限り、その人の中、その人の世界では「ある」んだよね。
世の中って、そういうもんで出来てるんだと思う。

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