見出し画像

抑うつで休職した記録(1年ぶり2回目)

2019年9月からの途切れ途切れメモ。

今日は元気だったけど、朝から全然体が動かなくて仕事を休んでしまった。ちょうど一年前の9月にパニック障害の症状が出た。最近は症状は全く出ないけど、たまにこうやって無気力で無責任状態になってしまうことがある。仕事先で責任と誇りを持って取り組んでいることとか、同僚との信頼関係とか、そういうの、全部無視して、ただ寝る。眠くないけど。とにかく風呂に入るのがめんどくさくてたまらない。かろうじて食事と歯磨きだけはする。

〜〜〜

上記の状態が3日ほど続いた。3日目は無断欠席をしていたため、職場の先輩が死んでないか確認するために、夕方ごろに自宅に来た。申し訳なさで涙が出て来たが、お風呂にも入れていないくさい状態でなに泣いてんだよって冷ややかな自分もいた。やっぱり話すときも嘘ついている感覚になる。自分がどう感じているのかわからない。いや、わかんなくないだろって思うけど、わかんない。

次の日は午後からだけど出勤できた。遅刻しても心配して迎えてくれる環境にいることを本当にありがたく思う。でも、同時に情けなくて恥ずかしいし、申し訳ない。貢献するためには仕事を頑張るしかないと思いつつも、休んでいるから大手を振ることができない。控えめに、目立たず日々を過ごしていくしか、この人たちにできることはないのだろうか。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


なんやかんやで9月末から1ヶ月ほど休職をすることになった。(1年ぶり2回目)朝が起きれない状態が次第にひどくなり、お風呂に入るのはもちろんのこと、食事をするのもかなり面倒くさい、っていうか生きていること自体が非常に面倒くさい、でも、死ぬのも面倒くさい、ああ、めんどくさいめんどくさい。っていう日々が1週間ほど続いた上、なんと前すごいタイミングで昔お付き合いしていた人が突然亡くなってしまったという知らせが入ってきた。まだ30歳くらい。

「生きているのか死んでいるのかわからない自分」=ゾンビ、だと思っていたんだけど、彼のお通夜に行って、実際に、もう、そこにはいない体を見て、だけどもSNSやPCのなかには色あせないで(なんなら動画として動いている)生きているその人がいて、すごく失礼な言い方で本当に申し訳ないんですが、私の中で彼はゾンビみたいだって思ってしまった。(失礼で申し訳ありません。)

ってことは、2種類のゾンビがいるってことになって。

生きている死んでいるかわからないグレーな自分の状態をゾンビって思っていたところに、本当に死んじゃっても、グレーなままでいることはあるっていうことに、ひどく混乱してしまった。

そして、ゾンビの話とはまた別に、私はいわゆる自分の中の「希望」というのを、未来に見ていたということが初めてわかった。わかったと同時に、突然の知人の幕引きに直面し、その未来というものの不確定要素を再認識することになった。ってことは、つまりは「希望」がなくなっちゃったんですね。

ゼルダの伝説(BOW)で星のかけらを集めるのがすんごい好きで、あの星のかけらって、大きさも、色も、こんぺいとうみたいなフォルムも、全てが「星のかけら」として満点で、そして、それが自分の中の「希望」のビジュアル化されたものに近いなぁと思いながら、あ〜〜〜それがなくなちゃったんだなと思って、布団の中で風呂にも入れないきったない体で泣きながらリンゴ集めたりしてたね。

そんなこんなで、問題の本質が一体なんだかわからなくなったところで、自分の中で「これ以上一人でいると、アカン!」とはっきりとわかったので、終業間近にこっそり職場にいき、上司に相談して(鼻水だらだらで発狂する私の話を背中をさすりながら聴いてくださった。本当にありがとうございます。)お休みをもらい、実家に帰ったわけです。

ここで、改めて知ったことなんですが、傷病手当っていうものは、3日連続して休んだ日から始まり、1年6ヶ月間(復職する期間も含まれる)もらうことができるってことです。

つまり、私が休職①をして傷病手当をもらったのが丁度1年前だったので、あと約6ヶ月間は保証されるわけですね。(どうすればそれがリセットされるのかわかんない)こっそりフェードアウトした感じなので、なんの説明もされず、会社側もどんな事情で休んでいるのかいまいちわからないままだったので、人事から「有給が今日で切れました、これからは無給となります」みたいな連絡が来たときは、怖くてふるえたので、急いで「傷病手当 期間 条件」でググりました。ちょっと安心した。おかね、だいじ。。

画像1

全国健康保険協会のこのページを見ました。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

それからまた日は過ぎて。

休み始めた9月末から約1ヶ月と少しが経った。泣いたり、自傷したり、なんてことは実家にいるとさすがにないけれど、漠然と悲しかったり、食欲がなくなったり、かと思えば、急に刺繍を始めたり、なんて脈絡もなく話題性もない生活を送っていた。薬を2種類ほど増やしたおかげか、同時に時間が経過したおかげか、ようやく「復帰に向けて」頭を働かすことができる状態になってきた。やっぱりこれくらいの時間はいるんだなぁ。

今は週に一回ずつ、カウンセリングと心療内科に通っている。

カウンセリングでは課題がでるようになった。これは、1年近く通って初めてのことでちょっと身構えるし、なんとなく嬉しい。身近な人に対する感情や、毎日死ぬほど見ている夢(今日は、研修で山を登る夢を見た。圧倒的に仕事に関する夢が多い。)についてまとめたりしている。体力を回復して、ご飯をたくさん食べて、復帰に向けてまずは自分の思考の癖を洗い出すことが今自分ができることだと思い、ちまちま毎日考えている。意外と、昔の些細なことの積み重ねが大きく現在に影響として出ていると思うと、驚く。だけど、トラウマレベルでもない小さなことなんて、他の人も全員抱えていることで、なんで自分だけがこんなに影響として現在に出ているんだろうと考えると、自分のよわっちさにため息が出る。まぁ仕方ないけど。

ここらでひとまず、この記事を切りたいと思う。ずいぶん長くなったが、しかしたまに振り返って見てみると、書いている当時は、その時の「今」が永遠に続くと思っているので、こういう風にだらだらと記録していくことも悪くはないかもしれない。あんなにハマってたゼルダも1ヶ月後の今は全く触っていません。神獣集めたのに。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?