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粋であること

人から好かれたい。魅力的に思われたい。
そう思う方は、世の中にたくさん居るだろう。

でも、どのように行動したら良いか、わからない方も多い。
もちろんはっきり正解はないのだが、一つの言葉が解決の糸口になるのではないかと私は考えている。

その言葉こそ、「粋」(いき)である。

「粋」と言うのはWikipediaにはこうある。

いきとは、江戸時代に生じ、時代に従って変転した美意識(美的観念)で、遊興の場での心意気、身なりや振る舞いが洗練されていること、女性の色っぽさなどを表す語。

(Wikipediaからの引用)

私自身のことを考えてみると、まだまだ粋には程遠い。
ただ、「身なりや振る舞い」の部分については私なりに考えて振る舞ってきたつもりだ。

ちなみに、私の親父が言ってた、私に対する数少ない教えの一つがこの言葉である。

「男なら粋であれ」

そして、私が大好きなアーティスト、あの桑田佳祐も「祭りのあと」と言う歌でこう歌っている。

「悪さしながら男なら、粋で優しい馬鹿でいろ」

やはり、キーワードは「粋」なのだ。

粋な行動とは、具体的には自分自身の身格好をきちんとすることや他人への心遣い。
それだけでなく、趣味への造詣を深めることが該当するだろう。

この三つの行動については、何となく思い浮かぶ方も多いのだが、その他にも粋な行動と言うのがいくつかある。

例えば、明るく前向きに振舞うこと。
後向きな人よりも、前向きに考えられる人の方が、魅力的に見えるのは当然のことで、たとえ失敗をしても、その事実を受け止め、うまく切り替えて前に進めることが出来る人は、一緒に居たいと思えるものだ。

また、チャレンジする姿勢も、粋な行動である。
何事にも挑戦し、その姿勢を続けることが、人としての魅力が出てくるものである。

そう考えると、「粋」になる行動をすることが、人から魅力があると言われることにつながることになるのだ。

もちろん、洗練された遊びや振舞いと言うのは一夜にして出来るものではない。それこそ、自分より洗練された人の影響を受けつつ、人の真似をしつつ、自分で試行錯誤をしながら身に着けていくものだ。

そうは言っても、粋である部分だけでは窮屈だし、人からすると気障に見えてしまうもの。
多少の遊びや緩さを取り込みつつ、自分の個性を活かしながら振舞うことを模索していけば、自ずと粋な部分が身体から出てくるのではないかと私は考えている。

最初の話に戻るが、自分の魅力は何なのか、悩む方も多いだろう。
そんな場合は、「粋」と言う言葉を思い出して、最近の自分の行動を振り返ってみる。
そうすることで、今の自分に足りないものが見えてくるのではないだろうか。

「粋」であるために、もう少し心を磨きたいと考える今夜の私である。

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