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「背中を押すこと」が有効な時とそうでは無い時を考えてみる【幼児期編】

 こんにちは,umenoです.
 本人が何かに取り組んで上手くいかない時,「今は背中を押すべきかどうか」迷うことはありませんか.例えば,トイレで排泄しようとせず頑なにオムツにこだわる時,食べ物にこだわりがあり食べようとしない時,集団遊びに参加しようとしない時など幼児期だけでも色々なことがあると思います.今回はそんな迷う時の対処方法についてポイントをまとめてみました.幼児期のお子さんがいる親御さん,教育や療育関係者の皆さまの参考になれば幸いです.


1)    まずは何よりお子さんの分析


 毎回にはなりますが,私の記事で繰り返していることです.まずお子さんの分析からはじめましょう.具体的に何を嫌がっているのか,なぜ嫌がっているのかを観察し,分析してみてください.お子さん一人一人そういった行動の背景が全く違うことが考えられます.

2)    ポイントはその行動が環境によって違うかどうか


 大切なのは「環境や方法によって行動が変わるかどうか」です.園ではするが,家ではしない.この方法だと取り組むが,他ではしないといったことです.つまり,環境によってはできるということがはっきりしていれば,少しずつできる環境を増やしていくことができます.つまり,背中を押しても良い可能性が高いです.そのためにも,園と家庭は対応を統一したほうが,よいことも多いです.

3)    できることがわかっているならば


 毅然とした態度で待つということも必要なことがあります.立場が親御さんだと感情的になってしまうこともあると思います.しかし,淡々と「今はこれをやります」といったことを表情を変えずに伝えていくことも必要な時があります.もし,背中を押していきたいと考えているのであれば,まず身近な園の先生などに相談をしてみた方がよいと思います.

4)    まとめ


 今回は幼児期の背中を押すべきときについて簡単にまとめてみました,十人十色のお子さんたちなので,まずは分析して,「少し背中を押していきたいな」と感じたら,身近な専門家に相談をしてみましょう.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

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