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生活スキルの教え方【着替え編】

 こんにちは,umenoです.
 幼児期は目まぐるしく生活能力が変化していきますよね.どんどん出来ることも増え,今はどんなことを教えてあげたらいいんだろうと迷うことも多いと思います.一方でなかなかうまくできないなと悩む方も多いのではないかと思います.着替えは一日の中でもすることが多い生活動作の一つですので,この点「靴下がうまく合わせられないな」「前後まちがえてるなー」なんて悩まれている方もたくさんいると思います.今回は洋服の着脱が自立することという点でまとめてみました.幼児期のお子さんのいる親御さん,教育や療育関係者の皆様の参考になれば幸いです.


1)    子どもの分析からしましょう


 洋服の種類もいろいろあると思います.上着なのか,ズボンなのか,靴下なのかなど.今回はどの部分にも共通する機能をみてみましょう.まずは,姿勢が保持できるか,手足を見えないところで思い通りに動かすことができるか,洋服のしくみを理解しているか,洋服の合わない感じを気持ち悪いと感じることができるかどうかなどです.また着替える時に集中しているかなどもポイントかと思います.

2)    分析結果から対応方法を考えましょう


 手足を見えないところで思い通り動かせないのであれば,体のイメージを育てる必要があります.そのため,体を動かすイメージが必要な遊び,例えばジェスチャーゲーム,ダンスなどをしてみましょう.また,わっかを体に通す練習などで,物に体を合わせていくイメージをつけることも良いと思います.洋服の仕組みがわからない場合は,洋服をめくってみたり,「ここは頭が通るところ」など言語化して伝えることも良いかと思います.言語が難しい場合は指さし,ジェスチャーなどで伝えることも有効です.そして,着替える時は集中しやすいように余計なものを片付けたり,動画を消したりなどの配慮も有効と思われます.

3)    まとめ


 今回挙げた要因以外にもいろいろとあると思いますし,重複することもあります.お子さんをしっかり分析して,何が難しそうなのか細かくその活動を分割してみるのがよいです.楽しみながらぜひ練習してみてください.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

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