見出し画像

生活スキルの教え方【排泄編】

 こんにちは,umenoです.
 幼児期は目まぐるしく生活能力が変化していきますよね.どんどん出来ることも増え,今はどんなことを教えてあげたらいいんだろうと迷うことも多いと思います.一方でなかなかうまくできないなと悩む方も多いのではないかと思います.トイレで排泄できるようになることは,一つの大きな山ですよね.最近のオムツはつけ心地が良いので,外したがらないお子さんもいて困ってしまうこともあると思います.そこで今回は排泄が自立することという点でまとめてみました.幼児期のお子さんのいる親御さん,教育や療育関係者の皆様の参考になれば幸いです.

1)    トイレトレーニングは短い期間で


 トイレトレーニングは原則短い期間で集中して行った方が良いです.私は大体1週間を目安にしていることが多いです.その期間は通っている園と合わせて,自宅でも布パンツで過ごすようにしましょう.失敗してしまうことは確実にあります.ですが,仕方ないのでその時は穏やかに片付けてあげましょう.失敗するとお子さんは冷たい思いをするので,あたたかな気候の時に行うとよいと思われます.

2)    トレーニングをすすめる順番


 基本的にトイレに座る姿勢がとれるようになること,排泄の間隔があくこと,ある程度決まった時間に排泄していることが確認できること,これらがそろえばトレーニングを始めてよいと思われます.まずは,時間誘導からすると良いです.食事の後,寝起き,お風呂前などは出やすいタイミングになります.
 次に出たら教えるか,もじもじしていたら連れていくかという順番が良いと思います.その時に「トイレに行きたかったんだね」など言葉を添えると,子どもは『こういう時は「トイレ」っていうんだ』などと思えるようになります.

3)    布パンに変えた時のお子さんの反応


 布パンに変えたとしても,色々な反応をすると思います.その時の対処方法について記載します.
①    気にしていない:濡れているところをみてもらったり,「冷たいね」などと不快感を一緒に確認したりしてください.一度ではなかなか理解が難しいこともありますので,繰り返してみましょう.
②    オムツを探し出す:排泄=オムツといったイメージがついている可能性があります.空のオムツ袋を見せるなどして,「オムツは無い」ということわかってもらいましょう.
③    トイレに入りたがらない:独特の空間なので,嫌がるお子さんもいます.その時は一緒に入るか,それでもだめならオマルを用意するとよいかと思います.

4)    まとめ


 排泄については普段の行動範囲にも直接つながってきますので,大切ですよね.失敗したとしても決して怒らず,穏やかにトイレトレーニングを続けていきたいですね.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?