ことばの育ち【言語そのもの編】
こんにちは,umenoです.
親御さんや第3者の教育者の方は,お子さんにことばを教える時に色々と迷うことがあると思います.ことばがなかなか出ない,ことばの使い方がおかしいと感じることもあるのではないでしょうか.2歳2語文など大まかな言葉の発達段階は一般的には知られていますので,大体この月齢ならこれくらい喋るのかなといったことはよく議論されると思います.今回はその内容の繋がりについて,自分の経験から感じたことをまとめていきたいと思います.幼児期のお子さんを持つ親御さん,教育や療育関係者の皆さまの参考になれば幸いです.
1) やりとりとして使う言葉
前回のnote(下はリンクです) にも書きましたが,「ことば」は他者とやりとりするための手段の一つです.そのため,相手に気づき,ことばに気づくところから始まります.そこから相手を真似してみて,音を出すことが出来て…と繋がっていきます.
2) 目の前の人やものの名前から
相手に気づき,よくみる物にも気づき,そこには音がついているということに気づきます.大体は名詞だと思います.
3) そこから目の前で起こる現象,概念がわかるようになる
そして,人や物には名前がついていることがわかったら,次は「違いに気づく」ようになります.大きさ,色など.そして,違いに気づけるようになってくると,上位概念の理解にも繋がります.自分の家で飼っている「ポチ」のみが「犬」ではなく,似たような形をした,違う色,大きさのものも「犬」であると.そして,そこから猫や魚も生き物であると繋がっていきます.
4) 目の前に無いことの話が難しい
目の前に無いことの話は難易度が高いです.目の前に無いため,ことばから視覚イメージを連想しなくてはならないからです.
5) まずは直前に経験したことの話から
まずは,直前に経験した話からするとよいと思います.例えば,一緒に公園ですべり台をしたならば,滑った直後に「すべり台楽しかったね」と声をかけて,離れた時にも「すべり台上手だったね」などと声をかけてみてください.直前であればあるほど,視覚イメージと繋がりやすいと思います.
6) まとめ
ことばの発達の繋がりについてまとめてみました.色々な視点があると思いますし,お子さんによって獲得の仕方が一概にも言えないこともあると思いますが,少しでも参考にして頂けたら幸いです.
本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.
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