見出し画像

情緒感を大切にした子育てを

こんにちは,umenoです.

 私は現在療育関係の仕事をしています.発達障害が広く知られるようになり,どのように対応するべきかといったことも一般的になってきました.
 もちろん,発達障害といったことを抜きにしても,多くの親御さんの子育てに触れる機会があります.子育てに正解は無いとよく言われますが,本当にそうだと思いますし,私も含めみんな悩みながら子どもと向き合っていると思います.
 その中で,私自身も子育てをしながら感じる「情緒感」の大切さについてまとめていきたいと思います.子育て中の親御さんや教育,療育関係者の皆さまにとって,少しでも参考になれば幸いです.


1)    言語化しにくく,意識されにくい情緒感


 「人は合理的に考えたり,行動することが難しい」ということがあると思います.子育てだけでなく,仕事,生活においてもとても感じます.その背景には「感情の動き」があるからだと.当たり前かもしれませんが,子育てに関する仕事をはじめてから特に意識するようになりました.

2)    なぜ子育てで感情が動きやすいのか


 よく親御さんから聞かれるのは,「感情的に怒ってしまう」ということです.自分の子どもに対する期待,こうあってほしいという気持ちからくるものかもしれません.
 ただ,それは仕方がないことであり,「よくないことという考えが少しあるならば大丈夫」と伝えるようにしています.そして,「よくないな」と思ったら子どもに素直に謝って,「あなたを大切にしている」という気持ちを伝えるようお話することが多いです.

3)    人間として情緒は必要なこと


 子育てのハウツーは色々あると思います.ただ前提として,「親が子を思う気持ち」ということはしっかりと伝えていく必要があります.そういった気持ちのやりとりがあると,子どもの安心感に繋がり,何事にもチャレンジしやすくなる印象があります.

4)    全て合理的でなくても良いのではないか


 子育てを全て合理的にしなくても良く,日々「今日は自分の機嫌がわるくて上手に関われなかったな」といったこともあると思います.「上手くできない」という相談は多いですが,「仕方ないです,親も子どもも人間なので」と話します.そして,「ここでやっている遊び方,かかわり方を家に持って帰ってください」,「上手くいったという経験が増えるよう一緒に考えましょう」と伝えます.

5)    まとめ


 どうしても合理的に,完璧にといったことを目指したくなります.ただ,子育てにおいて,情緒感はとても大事だと考えています.心の繋がりを大切にしながら子育てを続けていきたいですね.

本日も最後まで読んでいただき,ありがとうございました.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?