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なぜ農地でフードロスが生じるのか

こんにちは!testEATの横山です!

今回は、なぜ農地でフードロスが生じるのかについて話したいと思います!


農地での食品ロスが発生する理由は大きく分けて3つあります。

1.規格外品となる  

一つは 規格外品 になるということです。

規格”といっても、農家さんや供給先、地域によっても解釈が異なりますが、例えばJA全農ひろしまの規格は以下のように定められており、規格に合わないものは”規格外品”となって多くは廃棄あるいは収穫せずに放置されます。

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規格外品になってしまう原因としては、台風 や 気温上昇 、虫や動物による 食害 が挙げられます。

これらは 温暖化による気候変動 によって生じやすくなっているようにも伺えます。


2.出荷量調整

もう一つは、出荷量調整です。

需要と供給のバランスで、供給量が多くなってしまうと、基本的にその野菜の価格は下がってしまいます。

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 人が食べる量 というのはだいたい決まっており、価格が安くなったとしても、その分たくさん買うかというとそう大きくは変わらないと思います。

つまり、供給量が増えて、価格が下がってしまうと、農家さんの収入は減ってしまうため、多く作ってしまった場合は廃棄にする選択が取られます。


3.農家さんの想い

特に傷がついたり色や形のよくないものは基本的に市場に出したくないという想いがあります。

ブランドが下がる ことを懸念するのもそうですが、なにより農家さんにとって 愛情込めて綺麗にできたものを人々に届けたい という気持ちがあって当然だと思います。

むしろ、規格外品を仕入れることは、農家さんに対して失礼な行為であると思います。


確かに生産現場ではたくさんのフードロスが発生しているが、このフードロスを減らしたい!という理由で単純に仕入れられるほど、一筋縄ではいかないと思います。

しかし、年間300〜400万もの食品ロスが生産現場で発生していることを放置していいはずがないので、我々tastEATは、農家さんにもメリットがあるような形でアプローチができないか日々検討していきます!


最後までご覧いただきありがとうございます!

以上、「なぜ農地でフードロスが生じるのか」についてでした!

tastEAT 横山


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参考文献

Ridilover Journal 【フードロス】年間621万トンの真実

荷規格表|JA全農ひろしま

地球温暖化と農林水産業 - 農研機構

需要曲線と供給曲線で最適な販売価格を設定する ARE-KOREjp


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