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帰属意識を高める

◆人間は内側から動機付けられ行動する

学生時代に親から、
『勉強しなさい』
『早く寝なさい』
『早く起きなさい』

と言われてうんざりした経験をお持ちではないですか?

今、やろうと思ったのに先に言わないで!
と、学生時代は親にイライラをぶつけたりしてました(笑)

言われる前に行動しない自分が悪いと
分かっていても誰かに指示されると
急にやる気失せたりしますよね?
それは、人間は自分の内発的な動機から行動をするからなんです。

◆金銭的報酬と精神的報酬

報酬とは労働に対してもらえる金品などの事をいいますが、これを『外発的報酬』と呼んだりもします。

一方、お客様や同僚から感謝されたり、努力を認めてもらえたりすると、ものすごく嬉しくなり『よし、また頑張ろう』とヤル気が出ますね。
これを精神的報酬・『内発的報酬』と呼んだりします。

以外な事実ですが、人のやる気を強烈に引き出すには内発的報酬の方が効果的だと心理学的に確認されていて

従業員のやる気を出すには給与アップ!
と思いがちですが、それは一時的な効果に留まり
もっと給与が欲しいとなってしまうのが人間なので、給与アップに伴う報酬は持続性がないといった、なんとも残念な結果ですね。。。

◆マズローの欲求5段階説

マズローの欲求5段階説は、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが「人間は自己実現に向かって絶えず成長する生きものである」と仮定し、人間の欲求を5段階に理論化したものです。

人間には5段階の「欲求」があり、1つ下の欲求が満たされると次の欲求を満たそうとする基本的な心理的行動を表しています。

生理的欲求→安全欲求→社会的欲求→承認欲求→自己実現欲求の流れですが、生理的欲求、安全欲求は現代の日本ではあまり脅かされることはありません。

社会的欲求は自分が社会に必要とされている、果たせる社会的役割があるという感覚、人間関係や、他者に受け入れられている、どこかに所属しているという感覚を指します。

ひとことで、『自分の居場所』が欲しいということです。

従業員のモチベーションをあげる、アルバイトの離職率を下げるにはシフトの融通や時給を上げるなどが一番連想されやすいですが心理学の角度からみると安心安全の働く環境、自分の居場所を作ってあげる取り組みの方を優先させた方が良いでしょう。

君がいてくれて今日は助かった。ありがとう。
さすがだね、信頼してるよ。
など具体的に褒めることで
『自分はここに居ていいんだ』と感じ内発的な動機で行動してくれるのではないでしょうか。

人間は動物ですから判断は頭でなく心で行います。
スタッフが『もっと頑張ろう!』と夢中に行動する為には心を動かす感動が必要、つまり心理学ですね。

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