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母はCEOその1〜ブランディング戦略〜

最初から子育ては一人で完結できない、助けてもらうのも必要事項だと思っていたら、どう変わるでしょうか。

もしかしたら何かで助けてもらう事があるかもしれないからと、普段から周りの人と良い関係を築いておこうとしませんか?
私は、子どもの前では、あの人は嫌いとかこの人は良くないとか、そういう悪口的なものを口にしたことはありません。皆さんも気を付けているでしょうが、例えば、テレビを観ていても「この人好きじゃない」と言うとか、近所の人に挨拶もしないとか、その行動もNGです。

人を嫌ったり避けたりする概念は、出来れば出来るだけ遅く出合わせる方が、結果的に親のいない所で、色々な人に助けてもらえる子になる、と言う事です。

我が家の子たちは大学受験に至るまで塾的なものに通った事がありません。勉強は学校でするもの、と教えていたので、宿題なんかもほぼ学校で終わらせて帰ってくるので、放課後は目一杯遊んでいました。
その分、学校の授業を一生懸命聴いて、先生の事を好きになり懐いていました。すると、先生も絶対子どもに目をかけてくれます。言い方は悪いですが贔屓はあるんです、先生も人間だもの。

小学校〜高校までの12年間で、何人かの先生にはハッキリ言われました。
「先生なので贔屓してはいけないのですが、私は長男くんが大好きなんです」とか「長女さんがクラスにいてくれて感謝してます」とか、そう言われる子になると、絶対に学校生活がお得になります。
特別に勉強を教えてくれたり、得意なものを取り立てて褒めてくれたり、極め付けはクラス分けです。
以前書いた長男のサッカーチームの話で、長男に意地悪していた子たちを同じクラスにしないように配慮してくれただけでなく、申し送りで中学校でも一度も同じクラスにならないよう便宜をこっそり計ってくれました。
先生の力は絶大ですし、親はモンペにならない限り学校には口出せません。先生の力を得られれば、どれだけ学校生活が楽になるでしょう。

今までうちの子が受けた贔屓は、数え上げるとキリがありませんが、それは親のブランディング戦略の賜物だと思っています。
「あそこは親も子も良い人だ」というレッテルさえ手に入れてしまえば、得しかありません。

ズルい?いえいえ、戦略です。
企業でもイメージ戦略ってありますよね。

先生も近所の人も人間です。
好き嫌いだってあるのです。

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