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アウトソーシング子育て(ホラーです)

誰に育ててもらったと思ってるの。暖かいお布団を用意し、美味しいご飯をお腹いっぱい食べさせるでしょ。育てている親に感謝しなさい。
とまあ、こう言う理論なのでしょうが、そもそも育てていると果たして偉そうに言えるのか、と立ち止まって考えてみましょう。

子どもが上手にチューリップの歌を歌っています。誰に教えてもらったの?「幼稚園の先生」
歯磨き上手だね?「しまじろうのビデオで覚えた」
ひらがな書けるのね「赤ペン先生のドリル」
そして早くから公文に通い、ひたすら先取り算数を計算し、英会話教室でグローバル化、スイミングで体力作り、個性を伸ばすためにダンスとプログラミング。
その間、親がやることは、1週間の習い事スケジュール管理と送り迎え、発する言葉は「早くしなさい」「ちゃんとやりなさい」。。。

これが普通の小学生だと思っている人、現代では当たり前の充実した生活だと思っている人、もうすでに何かに支配されていますよ。こわ〜い話です。
「早くしなさい」の意味は「(誰かに)決められたスケジュール通りに動きなさい」であり、
「ちゃんとやりなさい」の意味は「(誰かに)教えられた通りにやりなさい」なのです。
親は監視するようにプログラムされている養育ロボットに成り下がっているのです。

これは、ロボット製造ではなく、子育てだと普通に思われているものの話です。

こうやって全て人任せ、アウトソーシング子育てをし続けているのに、「大人になったら自分の頭で考える」人間に育つ、それが出来るようになると本当に信じていますか?誰かのプログラムに行動を決めてもらわないと決められなくなっていませんか?

彼氏彼女を選択するのはAIのマッチング、大学を選択するのは偏差値と模試の判定、食べたいものは星のついてるレストラン。昨今では、洋服もサブスクで送られて来たものを身につけ、お小遣いもFPが評価して支出をコントロールしてくれる若者が増えているそうです。
誰かが良いと言ったもの、みんなが良いと評価しているもの、人生全てが『人任せのアウトソーシング人生に』丸ごと飲み込まれている事にも気づかない。それなのに、口では「自分らしく生きたい」と口々に言うのです。

こわっ。もはやホラーです。
近未来映画の話ではなく、今の世の中の話です。

でもこれ、誰のせいでしょう?
幼稚園の先生?公文教室の先生?学校の先生?
スイミングのコーチ?ダンスのコーチ?

タスクを遂行するために、常に横にいて監視していたのは誰?そうそう、「親」と呼ばれる者です。

ホラー小説より恐ろしい話でした。


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