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母はCEO〜子ども市場価値を無限大♾️に高める〜

子どもって突拍子もない事しませんか?仮面ライダーのエンビ人形にバービーの洋服を着せたり、壁に化粧品で落書きしたり。
あ、これうちの子のやらかした事のほんの一部なのですが、特に男の子のやる事って恐らく母親の想像外な事が多い気がします。

小学1年生のある日、下校した長男が玄関で「ママ来て〜」と叫びます。慌てて行くと「見てみて」と嬉しそうな顔で靴を見せるのです。入学したての真新しい運動靴の中に、靴の中にですよ、土がギッシリ敷き詰められていて、それを裸足で履いて、靴下は両手に持っていました。そして言いました「僕の発明すごいでしょ?こうやって靴を履いたら、土の上を歩いてるみたいで気持ちいいの。ザクザク音がして、すごいでしょ!ママもしたい?」とニコニコの上機嫌で。

靴は土の上を歩かないために履くものだ、という靴本来の存在意義を根本から覆す、なんという斬新な発想だと、私は心底感心しました。もちろん、怒るはずもありません。

親の想定内の事しかしない子どもは、所詮、親の想像範囲内に収まる未来にしかなりません。枠の中です。

親の想像を遥かに超えていく事をする子ども、つまり「やらかす」子は将来、親の想像を超えたすごい人間になる可能性があるのです。

以前書いた、自分の子が置かれている市場がどの様なマーケットなのか、いわゆるプロトタイプのお決まりの習い事や友達関係なのかどうか。その当たり前の状況下で、決まりきった、規則正しい、はみ出す事のない行動ばかりを褒めて、評価していたら、そういう将来が自動的にやってくる、という訳です。はみ出た部分こそが次世代のマーケット価値の可能性なのに。

当たり前ですが、子どもは無限の可能性を持っている。
日々、選択肢はいくらでもある。
自分たちの置かれている市場を、どれだけ子どもの想像力と対応力を伸ばす場に使えるか、広く広く遠く遠くまで五感を存分に使って使って、思いっきり吸収しつくす、くらいの心構えが親にあっても良いのではないでしょうか。

今の世の中、右を向いたら「グローバル化」、左を向いたら「多様性(ダイバーシティ)」、口々に皆んなが唱えていますが、それは単に他言語を習得して、LGBTばかりを取り上げる事でしょうか?

本当の多様性は、
「当たり前の壁を取り払う」事だと思います。
皆んながやってるから、周りがそうだから、今までそうしてきたから、普通はこうだから。
それ、子どもには全部必要ないものです。

子どもの市場価値をあげて、可能性と多様性を広げる手助けをする。子どもの市場価値とは、20数年後、子育てが終わって社会に出る時に、どれだけ人の役にたつ実力を持っているか、です。

これが親のマーケティング戦略です。

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