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『探しものは他力本願』の話。

会社で落とし物をした。
というか会社の物を失くした。
失くした場所はわかっている。
失くしたタイミングも憶えている。
己の記憶を頼りに捜索する。

見つからない。


こういう事はよくある。
絶対その場所にある。
確実にそこで失くした。
だがいくら探しても見つからない。

こういう時の自分を信じてはいけない。
考えられないくらい視野が狭くなっている。
どれだけ落ち着いていても。
どれだけ冷静になったと思っても。
脳が正常に働いていない。
そんな状態である。

少し探して見つからない場合の対処法。

誰かに探してもらう。


他力本願。
自分の記憶の情報を伝えて探してもらう。
自分を信じてはいけない。
他者の客観的視野にフルベットする

こうするとなぜだかわからないが直ぐに見つかる。
ありえないほど簡単に見つかる。
秒で見つかる。
なんならさっき死ぬほど探した所から見つかる。
呆れた顔をされる。
「コイツ本当に探した?」みたいな顔をされる。
申し訳ないし恥ずかしい。
もうわけがわからない。

しかしこの方法はおすすめである。
あくまでも自分で一通り探した後で見つからなかった場合。
自分以外の誰かに探してもらいましょう。


『探しものは他力本願』の話でした。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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