『先輩に飲みに連れて行ってほしい』の話。
ストレスだ。
久しぶりにストレスを感じている。
久しぶりにストレスを感じていると自覚している。
ストレスの原因。
後輩に仕事を教えていること。
めちゃめちゃ覚えが悪い。
メモも取っている。
質問も何度もしてくれる。
やる気がないわけではない。
だがなぜか昨日の出来事を覚えていない。
昨日教えたことを覚えていないのではない。
昨日の出来事を覚えていない。
昨日何の作業をしたのか覚えていない。
ちょっと怖い。
いやかなり怖い。
そして嘘をつく。
簡単に嘘をつく。
というより何をしたかを覚えていない。
なぜそのようなミスをしたのか聞きたいのに覚えていない。
ミスを責めたいわけではない。
ミスの原因を突き止めて一緒に解決したいと思っている。
この言葉をまんま伝えたこともある。
しかしミスを犯した瞬間を覚えていない。
推測するしかない。
恐らくこういう理由でこうなったのだろうと推測するしかない。
その推測を後輩に聞いてもらう。
「そうです!」
元気な同意。
いやお前覚えてねーだろ。
嘘つくんじゃねーよ。
ストレスだ。
覚えが悪い。
いや憶えが悪い。
後輩に教える際先輩が忠告してくれた。
「アイツには気をつけた方がいいよ」
その時は何を言っているのかわからなかった。
だが今ならわかる。
…先輩。
今度飲みに連れてって下さい。
『先輩に飲みに連れて行って欲しい』の話でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?