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レモンソーダの効用

この夏、カスタムソーダをモチーフにコンテンツを作っています。

今回はレモンソーダ🍋

もし、人工的に「ハンド」が作れたなら、人間だけができることがほとんどなくなってしまうかもしれない。

そもそもテクノロジーの進化で、私たちは色々なことをやらなくて済むようになった。

料理も例外ではない。冷凍食品や便利なキッチン家電を使えば、ほとんど手を動かさなくても夕食の準備が整う。

今現在、薪に火をつけて米を炊くなど、考えただけで疲労困憊だ。

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予定のない休日はダラダラしがち。ネットコンテンツを受動的に見て余計に疲れたりする。結局、頭は休まらず、だるさが増す。

いよいよ夕方になって、夕食について考える。買ってきても外食しても良いけれど、冷蔵庫に食材があったので作ることにする。でも取り掛かる前のだるさは絶頂。やはりやめてしまおうか。

冷蔵庫から野菜や肉を取り出し、洗って切って、湯を沸かす。こめを研いで炊飯器にセットする。食材や水の感触、匂いが指先を通じて伝わってくる。

そうこうしているうちに、だるさはどこかに消えていった。

調理というのは、フィジカルな動作が不足しがちな現代人に必要なものかもしれない。うまくつかえば生活習慣をハックできる。

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料理をしない人や面倒な人は、レモンソーダを作るくらいからやってみてはいかがだろうか?

レモンを包丁で半分に切って絞ってみると、皮の感触や匂いを感じられる。

それからハチミツを追加して、冷たい炭酸水で割る。カスタムは無限に広がっている。ハチミツの代わりにシロップを入れたり、レモンの皮を削って入れたり、ミントを追加したり、果汁と炭酸水のバランスを変えたり。などなど。

こんな風に手を動かしてみると小さくじわじわと感覚が開き、思考も動いていく。

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人工的に「ハンド」が作れるようになったとしても、私たちは手を動かし続けるだろう。でも生産性とは別の方向に向かっていくのだと思っている。

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