子育て中のご家族の皆様お疲れ様です。
我が家の娘は中学生。我が家の息子は大学院生です。

最近、親と子について考える事がありました。

親と子。
それぞれに自分では選べない関係ではあるものの、
この親で良かった、
この子で良かった、
と思えるような関係性を築きたいと常日頃考えています。

親の言う事を聞けるって、小さな頃に躾た事ですが、二十歳を超えた息子でさえも、いまだに親の言う事を聞いてくれます。

ギュウギュウに躾てしまったつもりはないけれど、結果を見ると、ギュウギュウに躾てしまったのだろうかと思う事もあります。
子供達はどこに出しても『素直な子』と言われます。

その躾は、親の言う事が聞ける事　ただそれだけ。
例えば、良くある「おもちゃを片づけなさい。」
母「おもちゃ片づけて」
子「やだ、まだ遊んでる。」
母「もうご飯だから、おもちゃ片づけて、片づけないとおもちゃ捨てちゃうよ。」
子「いいよ～」
その瞬間に母はゴミ袋を持ってきて、全部のおもちゃをゴミ袋に放り込み、ベランダから投げます。
子供は慌てて泣き出して、泣いておもちゃを拾いますが、
親は「捨てちゃうよ」と宣言しているわけで、
子供は「いいよ～」と了承したわけで、容赦なく宣言通り、捨てます。
息子が2歳ぐらいの時です。イヤイヤ期ですよね。
イヤイヤ期だけど、関係なくやりました。
この『おもちゃ投げ事件』が衝撃的すぎて、息子はお片付けの上手な子になりました。この事件から親の絶対のラインが息子の中に吸収されました。
息子の子育てで困った事はあまりありませんでした。

私の根底にあるのは子供を先に死なせない事。
横断歩道で『ストップ』と言った時に止まれる子にする。
ただそれだけ。
親の声が耳に届かず、目の前で子供が轢かれてしまう事がないように、そこを基準に躾をしてきました。

『どうやったらそんな子が育つの！？』と、言われますが、
私がしてきたことは、
私は『あなた（子）が大事だから、私より先に死なないでね』を全力で体現してきただけです。

親と子と。
息子は学生なので自立はできていませんが、自律はできているので、何ら心配はありません。
娘はこれからかな。

親と子と。
必要な時に必要なだけ親でありたいと思います。

今日も学びある一日に感謝いたします