【レベル63】6月の読書メーター
6月の読書記録です。
こんにちは。
今回は毎月恒例の読書記録です。
今回は「なんだか最近いき詰ってるなぁ」という方に特におすすめの本です。
ぜひ最後までご覧ください。
※約1,800字(目安時間:6分)の記事です。
6月の読書メーター
6月は2冊の本を読みました。
いずれも新刊のビジネス書でした。
これで2022年の累計読了数は15冊となりました。
①世界史を俯瞰して、思い込みから自分を解放する 歴史思考
この本の作者はコテンラジオでおなじみの深井龍之介さんです。
歴史を詳しく勉強しようという趣旨の本ではなく、偉人の人間味あふれるエピソードを知り、一歩引いた視点で見て「当たり前」ってなんだろうと考えてみようといった内容です。
そもそも歴史思考とは…
歴史を知ることで、自分の悩みに対してそれは本当に悩むべきことなのかといった視点を得ることができます。
そして、もし本当に悩むべきことだったとしても同様の悩みを解決してきた歴史(=過程)を知ることで解決のヒントを得られるかもしれません。
私はこの本を読んで、時代によって価値観は常に変わっていることを認知する重要性を感じました。
言い換えると「当たり前」は時代によって変化しているということです。
生き方も、会社も、仕事も、全部自分で選択をしていかなければいけない現代において、「5年前のあたりまえが今もあたりまえなのか」と疑える思考はとても大切だと思います。
その疑問を持てるかどうかで選択肢の幅がぐっと広がるし、無駄な悩みをしなくて済むかもしれません。
そう考えるとこの本を読みながら気持ちがどんどん前向きになりました。
「歴史に学ぶ」とはそういった意味もあるのかと改めて知ることができました。
本書で紹介されているKFCの創業者であるカーネルサンダースや、ヘレンケラーを支えたアン・サリヴァンの話などは特に面白いのでおすすめです。
②起業家の思考法――「別解力」で圧倒的成果を生む問題発見・解決・実践の技法
起業家の○○というと、起業したいの?と聞かれがちですがそうではありません。(今のところ)
起業家には、すべての能力が高いオールマイティの方が多かったり、何かの能力に特化していたりする方が多いイメージですが、そういった方の思考に触れてみたいと思いこの本を読みました。
私はこの本を読んで『別解』に対する認識が大きく変わりました。
(※考え方なのですごく抽象的な話をします。)
別解とは、正解と別の解釈のことです。
例えば、答えが2になるように考えるとき、
正解は1+1だけではなく、3-1も4÷2も100×0.02も別の正解です。解は同じでも過程が違います。
成果だけに着目すると、別解と正解は変わらないかもしれません。(上記の例では、どの回答も答えが2であることに着目すると式は重要ではないということです。)
ですが物事の別解を生み出すためには、その成果に至るまで深くて幅の広い思考を必要とします。
(1+1しか知らない状態で2に至る別解を生もうとすると、足し算以外に引き算・掛け算・割り算といった計算方法だけではなく、さらに整数だけではなく少数も考える必要があります。)
だからこそ、別解を意識しながら仕事をすることで、知恵や考え方を蓄積でき応用が利くようになるのだと思います。
これまでは結果として成果が出ればやり方は重要ではないという考え方がありましたが、この本を読んでからは「結果を伴う別解を見つけてこそ価値がある」と強く思うようになりました。
なぜなら結果だけならそれまでのやり方に従順な人全員が代わりになれますが、価値のある別解を生み続ける人になれば自分の代わりはそう簡単には見つからないからです。
これが同じ仕事をしていても評価される人とそうじゃない人の違いだと思います。
この別解の考え方についてはたくさん学びがありましたので次回以降もnoteにまとめる予定です。
この本は別解以外にも、問題発見力や失敗の重要性についても言及されていて誰が読んでもためになると思うのでぜひ読んでほしい一冊です。
とてもおすすめです!
以上6月の読書メーターでした。
最近はPodcastやnewspicksなどで紹介された本を読んでみることが多くなりました。
誰かに紹介されて読む本は読んだ人の感想を知ることができるので面白いですよね。
皆さんのおすすめの本もぜひ教えてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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