第2回 月曜〜土曜分の夕飯を作る(今週はトマトベースのコンソメスープ)

たま〜に土曜日に飲み会があったり,お出かけをして贅沢食になったりするので日曜にその週の夕飯を作るというのが最近のトレンドです.


日本にいたときはスーパーに行くのが日課で,そのために少し早く研究室を退室していましたが,アメリカでは日没後にスーパーに行くのは少し憚られてまだ挑戦したことはありません.

うちの研究室はボスがアメリカ人ではなく,かつ夜型なので,他のラボみたいに6時過ぎたら誰もいないなんてことはないです.故に自分も早退きでず,サマータイム終了により日没が1時間早まったことで,さらにその勇気が起きないというわけです.

おかげさまで,飽き性な自分としてはあまり好きではないけど,効率と金銭面を考慮して日曜に大皿料理を作るようになりました.
代表的なのはルーカレーですね.先々週の土曜にヒューストンのJapanマーケットに行ったときに10年ぶりくらいにカレーのルーを買ったので,いずれ作りたいとは思っていますが…

今回は,昨日作った大皿料理(ミネストローネ風トマトベースのコンソメスープ)を紹介します.パスタを入れればミネストローネなのですが,何せ具沢山のおかげでパスタを入れるスペースが…

1.食材の紹介
2.食材を切って切って…
3.調理開始

1.食材の紹介


今回使う食材,というか,スーパーに行ったら必ず買ってくる組み合わせの紹介です.
最初に言っておきます.肉は無いです.自分は別にベジー(菜食主義者)ではないです.肉は大好きです.しかし…アメリカのスーパーで手に入る肉の大きさは異常なので,結構,色々考えて買わないと,たとえ冷凍していても食べきれるか不安になるくらいです.

例えば鶏のもも肉なら,日本の普通のスーパーで400〜500円程度で手に入るのより少し大きいサイズが5枚入って6〜7ドルみたいな感じです.色々極端ですよね.

さて今回は,タマネギ,パプリカ(橙),ズッキーニ,ジャガイモです.

こっちの食材は最近問題になっていることが多すぎます.なので,タマネギとジャガイモ以外はしっかりと表面を洗います.

2.食材を切って切って…


次は片っ端から切って切って切りまくります.1時間弱かかりました…

タマネギは,食感を残したいし,みじん切りにしてスープに粘り気を持たせようとは思っていないので,こんな感じです.

今回は橙一色ですが,スーパーには赤黄緑が売ってるので(こっちの緑はピーマンというよりパプリカ)組み合わせ自由です.中華料理用の切り方の方が表面積が大きくなるのでそうしています.

ズッキーニは普通に少し厚めのいちょう切り.

ジャガイモもいちょう切りにしました.ジャガイモはこの後,米を洗う感覚で色が濁らなくなるまで水洗いして水に浸けておきます.えぐみが取れます.

3.調理開始


深鍋(これもIH対応ではないのでコンバーターを用いています)を用意して,今回はエクストラバージンオリーブオイルとサラダ油をブレンドして,少し多めにひきました.

焼くわけではないので,IHをスタートさせたら,直ぐにタマネギを入れてオイルと絡めて炒め始めます.

先にオイルと絡めると経験上ほとんど焦げる心配が無いです.さらに,ここに塩を少々加えて絡めます.そうすることで,タマネギから水分が出やすくしんなりしやすいです.

次にパプリカとズッキーニを全部投入して,ざっくり混ぜ合わせます.あまりかき混ぜると熱が伝わりにくいです.ここで混ぜ合わせるのは野菜全体にオイルを行き渡らせ焦げないようにするためと,オイルによって保湿させることで野菜が柔らかくなりやすくするためです.

この状態で蓋をしてしばらく火を通します.いわゆる無水調理です.オイルが充分なら焦げずに,野菜から出る水分で蒸すはずです.

そうしたら,次のステップで,水を入れます.今回は4カップ(アメリカでは1カップ=250 mLなので,1 L)加えて,2カップあたり1キューブのクノールの固形チキンブイヨンを3粒加えます.

そこに,トマトのダイスカットの水煮を1缶と水に浸けておいたジャガイモを全量投入します.これを加えることによって増える体積分を考慮して固形スープの量を決めています.

あとは,蓋をして沸騰するまで最大火力で,その後は少し火を弱めて1時間ほど煮込みます.(特に蓋を開けることなく放置)

作ってることを半分忘れていたので,1時間半くらいたった後に,蓋を開けスープの味を見て,丁度良かったので,黒こしょうとバジルを振りかけ,このまま今朝まで常温放置して味を落ち着かせます.このとき振りかけた黒こしょうとバジルは特にかき混ぜたりはしていません.

上の写真は,今朝撮ったものです.作った直後は具材同士がぶつかって具材そのものの主張が激しく味が落ち着いていません.一晩おくことによってまろやかな味わいになります.

そういう意味で,タイトル通り,日曜に作るけど,月曜〜土曜の夕飯なわけです.

というわけで,今日はここまで.こちらはもう夕方ですね.
(実験の待ち時間にささっと書いてみました)
日本はもう朝ですね.今年もあとわずか.張り切っていきましょう!

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