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メンタルは常にグラグラ。それでも立ち向かう原動力になっているものとは

32歳で迎えた1月末。
僕はいきなりクビでニートになりました。

軽貨物運送で起業する夢を持ち
この春、なんとか起業することができました。


本当に面白いくらい、
毎日ギリギリの生活をしています。

ギリギリだと思っているだけで、
すでにアウトになっているのもあると思います。笑


「ギリギリでいつも生きていたいから〜♪ Ah〜♪」

ジャニーズグループのKATーTUNさんが歌う「Real Face」

脳内では常にこの曲が流れています。


全っ然、
マジで余裕で生きていたいです!笑



曲とは別に、どうしようもないくらい不安で押しつぶされそうになると、
なぜかある友人を思い浮かべます。

彼の名はみっちゃん。
中学時代にとても仲が良かった同級生です。

バスケ部でドリブルがとても上手く、
友情を大切にする人でした。

高校からは別々の道を歩み、疎遠になっていましたが社会人になったある日、彼から急に電話が来て驚きました。

「たてはるくん、久しぶりだね。最近どう?」

久しくやり取りしていないのが嘘のような、
何気ないやりとり。

お互いの近況を話し合っているのですが、
何かがおかしい。

電話なので顔は見えないのに、
どこかうわのそらな感覚。

彼の次の言葉で、それは確信に変わります。


「俺、腕無くなっちゃったんだよね」


本当なのか、冗談なのか
一瞬分からず戸惑いました。

話を聞いていくと、当時働いていた工場で腕を巻き込まれてしまったのです。

しかも巻き込まれる勢いで、頭を機械にぶつけて1ヶ月意識が戻らなかった。

目を覚ませば右肩から先が無くなっていた。

何が何だか分からず、
まず僕に電話をしてきた状態だったのです。


彼とはその後、一度も会えていません。

何と言葉をかけて良いか分かりませんでした。

僕の方が彼の現実と向き合うことができなかったからです。


なぜ今になって、みっちゃんを思い出すようになったかはわかりません。

ただ、僕には右腕があります。

不安に押しつぶされそうになる度、
それだけで今、どれほど幸せなのかに気付かされます。

こうして気持ちが奮い立ち、今日も仕事に向かうのです。


みっちゃん。


今、何してるのかな。


元気で生きていてくれるだけで良い。

もし会えたら、当時お見舞いに行けなかったことを謝罪したいです。

みっちゃん、僕は今日も戦ってくるよ。


それでは、また明日。

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