見出し画像

皆さん。ついに僕も伝説となりました

32歳で迎えた1月末。
僕はいきなりクビでニートになりました。

軽貨物運送で起業する夢を持ち
この春、
なんとか起業することができました。


我々が配達を担当させていただいている所は、
東京都内の一等地でもある港区。


車内からは一番上が見えないほど、
高いタワーマンションが建ち並ぶ

“The 東京“な場所です。


大使館がたくさんあり、
警察官も多いです。


通り過ぎる時。


いつもは片手で持つハンドルを、
両手でしっかりと握り締めます。


この時は毎回、緊張します。

そして、警察官以上に外国人の方もたくさんいます。

「ここは本当に日本か?」と思う瞬間も多々あります。


先日の配達中。

若い外国人2人に猛烈に車を止められました。

彼らはとても焦っている表情で、
必死に話しかけてきます。

たてはるは英語力が0です。

言葉はわかりませんが、
助けを求めているのはわかりました。

「I’m lost!!」


この単語でピンときました。

迷子なんだなと。

手には日本語で住所が書かれた紙が。

ここに行きたいのだとわかりました。

軽貨物車は荷台に座る場所はありませんが、
彼らをすぐに荷台へ乗せて出発です。

彼らはアフリカ人の16歳。

休みで日本に遊びに来たと言います。

16歳で異国の地で迷子になれば、
それは不安だよな。


彼らの必死な表情にも納得しました。

「You are legend!!!!!」

車内で僕に何度も言ってくれた言葉です。

はっはっは。

僕はレジェンドなのか。


無事に送り届けるまで、とても気持ちの良い時間を過ごさせてもらいました。

必死に生きる毎日に、
ポッと温かい時間が流れた1日でした。


困った人を助ける。

助けている側が、
実は一番救われているのかもしれません。

日本の裏側に住んでいる彼ら。

ブラジルの裏側に住んでいる僕。


奇跡の出会いに感謝です。


それでは、また明日。

この記事が参加している募集

今こんな気分

この経験に学べ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?