32歳のある日、僕はいきなりクビでニートになりました。

軽貨物運送で起業する夢を持ち
この春、なんとか起業することができました。

4/5から一泊二日で名古屋から東京へ戻っています。

理由は二つ。

一、社員と現場の状況把握。

二、お世話になっている軽貨物会社のO社長と打ち合わせ。

8:00に品川へ到着し、車に乗り込み現場へ直行します。

1週間前まで配達未経験だった社員も、立派に配達員として一生懸命働いていました。

新しい環境に素早く順応して頑張ってくれた彼。

そして彼を立派に育ててくれた現場の社員を見たら、嬉しくてグッとくるものがありました。

しかし、まだまだです。

今も家を借りられず車中泊をしている2人の若い社員と、
配達の仕事が無いため、配達と関係ないバイトで昼夜、連日働いている社員がいます。

「なんとかしなければ」

そう意気込み、O社長との打ち合わせに向かいました。

O社長は軽貨物業界では珍しい女性社長で、とても品と華がある方です。

業界ではとても力を持っており、大きな愛でたくさんの社員を導いていて、憧れの経営者です。

そんなO社長の夢をお聞きしました。

とても大きな夢でした。

しかし夢を叶えるため、人を信じては裏切られを繰り返すうちに、いつしか諦めてしまっていたと。

「その夢、一緒に叶えましょうよ！！」

気付いたら先日までニートだった僕が、思わずそう言っていました。

O社長は
「そうね。それなら会社を上場させることも考えないとね。
そのためにこれから気合い入れて動くわよ」

「ジョージョー？」

有名アニメの「ジョジョの奇妙な冒険」が脳内を埋め尽くすほど、
何を言われているのかわかりませんでした。

ジョジョだけに、徐々（ジョジョ）に状況を理解していきます。

！！！
・・・とんでもない人を本気にさせてしまったようだ。

調べたら、日本で上場している企業は0.09%しかありません。

上場企業になれるかなんて全然わかりません。

口で言うほど簡単でないのは、僕でもわかります。

俺、つい数日前までニートだったよな。。。

この度の人生。
上場企業を目指せるようなものになるとは、思いもしませんでした。

なんという面白い人生を過ごさせてもらっているのかと、感謝と興奮で鳥肌が止まりませんでした。

人は1人で生きていれば「人」
人の間で生きているから「人間」

1人で頑張るのではなく、人に助けていただき、感謝で溢れる「人間」の生き方を心理学博士の小林正観さんは提唱されていました。

感謝を忘れず、人間として生きていこうと強く思いました。

4/6の夜。
品川発の終電で帰路に着く予定でした。

しかし、今後を色々と考えていたら、終電の新幹線を乗り過ごしました。

これだと名古屋までは行けますが、実家の最寄り駅まで到着できません。

母に電話し、迎えに来てくれる段取りになりました。

還暦を迎えた母に頼りきりの息子で本当に申し訳ないです。

「人間」として感謝を忘れず、親子でのナイトドライブを楽しんできます。

では、また明日。