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店主のひとりごと #03

このnoteは、新潟県上越市にある「たてよこ書店」という小さな書店の店主によるnoteです。『たてよこのあれこれ』と『店主のひとりごと』という2つのマガジンを更新しているのですが、『店主のひとりごと』では、店主の日常やまちのこと、読んだ本や見た風景などを記録していきます。
『たてよこのあれこれ』はこちらから。


風が強かった今日。古い町家を活用しているたてよこ書店はたまに揺れるんです。窓もガタガタと。
お店の前をものすごい速さの車が通り過ぎていくだけで、来客は微妙。ただ先日、全国紙の文化面にちらっと載せてもらったんです。それを見て来たというお客様や、遠方にお住まいなのに本を寄付したいからと電話をくれた方もいて、嬉しい限り。全国紙の力はすごいなぁ。そういえば少し前にテレビ朝日の某番組から企画会議に通ったら取材をお願いするかもしれないと連絡をもらいました。あれどうなったかな。テレビや新聞などのメディアに出ることが全てではないけれど、やっぱり力はあるんだよなと思います。

10月末は1週間ほど北海道に滞在していました。富良野を中心にいろんなところを訪問。砂川にあるSHIROの「みんなの工場」もとても良かったです。広々と開放感のある空間にショップや本棚やカフェがあって、もちろん製造ラインも見えて。入り口にあったフロアマップのイラストがかわいくて、無事に複合施設になったたてよこ書店にも欲しいなと思いました。ちゃんと依頼できるまでの売り上げを立てていたい。

外観
みんなの工場
フレグランス製造ライン
工場内マップ

”等身大の事業を続けていく”ということは当初から大切にしています。背伸びせず、心地よい範囲で続けていく。もちろん時間と共に、自分の成長とともに、少しずつ規模を大きくしていくつもりではあります。かっこよく見せたくなったり、見栄を張りたくなったり、ばっちり整っている周りのお店を見て羨ましくなったりもしますが、グッとこらえて、でも未来のことはちゃんと見据えて虎視眈々と。

雁木通り

たまに受験生が一人でお店に勉強しに来てくれます。たいして快適な場所ではありませんが、他に人もいないので静かに勉強できるのでしょうか。帰り道の途中でちょうどいいのでしょうか。いずれにせよ、勉強できる場所が色々あるにもかかわらず、使ってもらえるのはなんだか嬉しいのです。先日は模試のあとに来て、「やばいですよーー」と言っていました。そうはいっても、わからない問題を教えられるわけでもなく。僕にできることはたまの息抜きで会話することと、コーヒーマシンで飲み物をあげることと、マックのポテトをあげるくらい。あぁ、全ての受験生に幸あれ。

新潟にいると、なぜだかとんでもなく眠いのです。東京にいるときは深夜までばっちり起きてて、スパッと寝て、また朝比較的早めに起きるのだけれども。お店を閉めて、食事と風呂を済ませたらもうギブアップ。コーヒーやエナジードリンクに頼りながらの深夜作業です。数年前までは、エナジードリンクが流行る社会は異常だよなぁなんて思っていたりもしたはずなんだけどな、おかしいな。

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