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「解説」が“商品”になる

column vol.852

本日は京都出張なのですが、京都は本日からグッと冷え込んでいるようで、少し軽装でやってきてしまったことを若干後悔しております…(汗)

一方、京都のみならず、日本がこの後、熱気に溢れる時間がやってきますね。

そうです、W杯のスペイン戦です!!

運命をかけた一戦。日本は奇跡を起こすことはできるのか!?

非常に楽しみなのですが、キックオフは明日の朝4時…

そこだけがネックです…(汗)

起きられる方は、がんばって応援いたしましょう!

今回、さまざまなメディアを見ていると、サッカーの試合以外でも話題になっていることがいくつかあります。

その1つが「解説」です。

解説者の話す言葉が結構ネットニュースになっていると感じるのです。

これからは「誰の解説を聞くか」という時代

まず、今大会のみならず、よく話題になるのが松木安太郎さんでしょう。

前回のコスタリカ戦後のポジティブな言葉に注目が集まりました。

日本の敗戦を受けて放ったのが、この言葉。

どうですか。最初のドイツに負けて、今日のコスタリカに勝ったと思えや、同じだからね。それ考えたら次ですよ。次、次。

〈中日スポーツ / 2022年11月28日〉

ネット上ではこの発言が大反響。

「天才だと思います」
「一瞬で心洗われた」
「ポジティブな発想しすぎて本気で見習いたい」
「この一言に尽きます」
「切り替え方天才すぎる」

感謝し、賛同する反応が多く見られたのです。

また、今大会で特に注目を集めているのが本田圭佑さんでしょう。

試合の中継を行ったABEMAでの解説が反響を呼んでいます。

〈ねとらぼ / 2022年11月27日〉

前半から

「今日は4番や! 4番穴や」
「佑都のパスが雑い」
「サッカー業界的には雑い」

と発言したり、ファールをもらったコスタリカ選手の表情に

「ビックリしてるコイツ! コイツの顔みて下さい! 全然ファールちゃうやんって顔してる」

と実況したりと、飾らないスタイルで注目を集めていました。

その証拠に、Twitterでは「本田さん」「本田の解説」トレンド入りするほど。

このようにさまざまな解説者の言葉がネットを賑わせているのです。

自分らしい「解説」が武器になる

この話を聞いて、YouTube「実況動画」が頭に浮かびます。

ゲームの実況中継など、その実況・解説の面白さでお金を稼げる時代です。

特に若い人たちは、どんな状態で一番試聴するのが一番ベストかを結構意識していると思います。

例えば、当社でもリアリティショーの『テラスハウス』普通に試聴する派副音声で試聴する派で盛り上がっていました。

サッカー解説でも、他チャンネル化してきているので、副音声も含めれば、同じ試合でもさまざまな人の解説の中から選ぶことができますし、今後はYouTubeInstagramでの生配信で小銭を稼ぐ、元プロ選手は増えていくでしょう。

さらに、プロだけではなく、サッカーフリークの中からでも、名物解説者は出てくるはずです。

また、一般的なビジネスの現場でも、この「解説」という視点はとても重要になってくると感じています。

例えば、小売の現場でも、同じ商品でも店員さんの解説の仕方によって、売れ行きがグッと変わると思います。

それは当然、営業さんも同じでしょう。

自分だったら、どう「解説」するのか?

ここを突き詰めた人は、非常に価値を持つことができるわけです。

特に最近は社内インフルエンサーが活躍する時代。

店舗での接客で培った解説力をSNSで発信すれば、ビジネスチャンスはさらに広がります。

物がすぐに同質化する時代において、解説で付加価値を生み出せるのも「人間」が介在するからこその強みだと思うのです。

今、物の良し悪しで判断する「機能価値」から、好き嫌いで判断する「情緒価値」を重要視する時代になっています。

接客も「良い接客」という観点から「好きな接客」にもう少し重きが置かれるのではないかと予想されます。

マニュアル化し過ぎるとAIでも良くなっていまうわけで、そこにどう個性を出せるのか?

その辺は「マニュアルがない」で有名なスターバックスがヒントになりますね。

会社(ブランド)の方向性は決めて、あとは自分らしさをどう出すのか?

私のnoteも、1つの事象に対して私なりの着眼点がより明確に見えるよう日々精進して参りたいと思います!

それでは、この後の熱き時間を楽しんでお過ごしくださいませ。

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