見出し画像

「令和のお金持ち」の特徴とは?

column vol.731

米国公認会計士の午堂登紀雄さんがAllAboutに寄せた「新・旧お金持ちの違い」が興味深かったので共有させていただきます。

まずは「服装」について。

〈AllAbout / 2022年7月9日〉

新・旧でどんな違いがあるのでしょうか?

「服を選ばない」のが令和流

これまでのお金持ちの多くはブランド志向というイメージがあるかと思います。

洋服や服飾品には自我拡張作用があるので、「勝負服」に身を纏い、気持ちを高める。

そして、高級品を身につけることで自らのステータスを上げていました。

しかし、令和のお金持ちの多くは、ファッション(見栄を張ること)にあまり重きを置かない

普段の服装は、どこでも手に入るカジュアルスタイルで、一見すると富裕層であることが分からない場合も多々あります。

午堂さんによると、理由は3つあるそうです。

(1)パフォーマンスを重視するためカジュアルな服装を好む
(2)自分に自信を持っているから、服装で見栄を張る必要がない

(3)服を選ぶ時間も買いに行く時間ももったいないと思う

この3つの条件を見て、最初に思い浮かぶのがスティーブ・ジョブズさんなのではないでしょうか?

黒のタートルネックジーンズ、足元はスニーカーというスタイル。

シンプルで機能的。

午堂さん曰く、「日本のお金持ち男性は特にユニクロが好きだ」と指摘しています。

確かに、私もお金持ちではありませんがユニクロは好きですね(笑)

ファッションではないですが、メタのCEOマーク・ザッカーバーグさんも

僕は社会への貢献に関係しない決断はできるだけしないようにしている。何を食べるか、何を着るかなど、たとえ小さな決断でも、繰り返し行っているとエネルギーを消費してしまうんだ

と話しています。

つまりは、令和のお金持ちに共通するのは「決断の数を減らす」という視点。

小さな決断でもその数を重ねることでエネルギーを消耗し、より大きく重要な決断の精度が落ちてしまう。

ですから、徹底的に決断の数を減らし、シンプルに生きるというわけです。

それによって自分がやるべきことに集中することができ、目的の達成に近づけるというわけですね。

令和のお金持ちは「努力しない」

そして、「努力」についても新・旧で異なるようです。

〈AllAbout / 2022年7月14日〉

「努力は尊い」もの。

そして美しいものである、ということが世の常識かと思いますが、令和のお金持ちは「努力」という感覚があまりないとのこと。

はたから見るとやっていることは努力そのものなのですが、本人たちに「努力している」とか「がんばっている」という感覚が無いようです。

なぜなら、彼らは自分がやりたいこと、自分がワクワクすること、使命感を感じることを仕事にしていて、その仕事に没頭しているから。

夢中になって取り組んでいるので、仮に長時間労働になっても苦にならないというわけですね。

つまり、趣味のように仕事に熱中しています。

だから「がんばろう」とか「努力しよう」などと自分からは言わないし、他人にも言わない

ですから、彼らの世界に「がんばっているアピール」や、「がんばっているのに報われない」という嘆きは無いのです。

やりたいことに「全集中」

一方、彼らは「ガマンする」とか「やりたくないこと」徹底的に避けます

やりたいことだけをやり、「やりたくないこと」は他人に任せたり、外注に出したりする。

「やりたいこと」だけに全集中するからこそ、仕事にワクワクし続けていられるというわけです。

確かに、個人事業主であっても、今ではクラウドワークスココナラなどアウトソーシングできる選択肢は数多あるかと思います。

「いやいや、嫌なことを避けるとは何事だ」「無駄なことにも次のヒントがあったりもする」というご意見もあるかと思います。

私もその通りだと思っています(笑)

私は30代の後半、約5年間ほど、かなりの寄り道をした時期がありましたが、そのことが今に生きています。

しかし、突き抜けるには全集中しないといけないタイミングもあり、その時に最適な選択ができるかどうかはとても重要な気がします。

意外と慣習や固定概念に縛られて思い切った取捨選択ができないことが往々にしてあるような気がします。

自戒の念を込めて…ではありますが…(汗)

総じて、令和のお金持ちは見栄を張ることなく、常識に囚われず、ニュートラルに最適な判断をする人たちということでしょうか。

非常に勉強になりますね。




====================================
★会社でもメンバーと一緒に「仕事紹介note」をやっております!

〈最新記事〉

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?