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雑談

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記事一覧

中国が不況になると中国人の暮らしはどう変わるのかを考えてみた

「中国農村の現在 「14億分の10億」のリアル」という本を読みました

本書は中国人の大多数を占める中国農村の人々がどのような行動原理を持っているか、その行動原理が現在の中国の経済状況と政策の下でどんな結果をもたらしているかを解説したものです。

それでは、もし中国が不況になったら、彼らの行動原理はどのように作用して彼らの生活を変えるだろうか?と私は色々と想像をめぐらしました。

今回の記事では、

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芸術家は自分の作品のテーマくらいは勉強してほしいと思ったことについて

基本的に私は芸術家を尊敬しています。
人類の歴史の主役は芸術家であり、どんな優れた政治家、科学者、企業家も、軍人も、歴史の脇役に過ぎないと思っています。
芸術家以外は歴史の中で忘れ去られ、消えていくだけです。
もちろん芸術家自身も忘却の彼方に消えていくでしょうが、芸術家の作品だけは人類の歴史の最後まで残るでしょう。
人類史の目的は優れた芸術を生み出す為にあるとさえ私は信仰しています。
その芸術を生

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PCR検査抑制論にみる、無知と政治的党派性の融合による愚かさについての考察と自戒

問題提起:PCR検査抑制論とは何か「コロナ対策には、全ての人がいつでもPCR検査を受けられるようにすべき」という主張をする人達がいます。ですが、後述するようにこのような対策は百害あって一利なしの誤った対策です。

当然、多くの医師はそこのことを知っているので、PCR検査を徹底的に行うことに反対し、マスクの着用とワクチン接種の推進を優先すべきと主張しました。
日本政府、自民党は、医師達の主張の方を採

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清水俊史氏の学説をめぐる仏教学の論争を見て思ったこと

先日、仏教学の世界で清水俊史氏の学説をめぐって論争が起きていることを知りました。

私の属する理系の分野においては、ある人物が今までの学説を覆す理論を提唱し、アカデミアの人々から猛批判を受けている場合、九割九分九厘その人物は単なるトンデモさんでしかありません。

この手のトンデモさんは「頭の固い学者は私の理論を封殺しようとしている」と主張して、旧弊なアカデミアの無理解と横暴を批難します。
しかし、

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怪談に美談や政治思想を混ぜるのは興ざめの極み

私は創作系や実話風の怪談話が好きで本や掲示板を漁っていますが、その中には2種類の興ざめしてしまう怪談があります。
それは何か良い話にしてまとめる美談風の怪談と語り手の露骨な政治思想が盛り込まれた怪談です。

それらのどんな所が嫌なのかを以下に説明したいと思います

オウム事件以降に急増した美談系怪談今も昔もテレビなどでは頻繁にオカルト特集が組まれていますが、20年前にそれが突如として消滅した一時期

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私の邪悪なAmazonレビューが全削除され、この世がより清く正しい場所になったので、それらをnoteに再掲して世界をもう一度汚し直したいと思います

さて、皆様にはどうでもいいことで恐縮ですが、Amazonレビューに投稿していた読んだ本や映画の感想の全てが9月に突然公開停止になりました。
その際に、Amazonから私に送られてきたメッセージは以下になります。

個人的には公序良俗に反するレビューを書いた覚えはないのですが、「自分の投稿が理不尽に削除された」とか言う人の文章を実際に読んでみると、偏見と差別と陰謀論と妄想にまみれている怪文書でしかな

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画像生成AIによるポルノが重大な問題ではなく、AI規制法の根拠にならないと考える理由

世の中における問題の騒がれ方と実際の有害性が必ずしも比例しないことがあります。

例えば、ワクチンの副反応とか、国の借金問題は、考慮すべき問題ではありますが、マスコミや世間があまりにも重大な問題扱いしています。
そのせいで、必要以上にワクチンを忌避したり、国の財政拡大を抑えてしまう弊害が起きました。

全体的に見れば、ワクチン接種による重症化回避効果は、副反応による健康被害を上回るメリットがあり、

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AIイラストの絵柄酷似問題の解決の難しさについての雑感

ビビッドアーミーがイラストレーターの石恵氏に類似した絵柄を広告に用いた件は、無事に和解になり、使用が取り下げられました

ですが、絵柄の酷似に違法性があると判断されたわけではなく、「石恵氏と誤認されるイラストを使用したことで迷惑をかけたので、謝罪して取り下げる」という形になったようです

ビビッドアーミーがしたことは、倫理的にはよろしくないですが、違法性があるとまではなっておらず、明確に悪だと言え

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AIが進歩しても人間のイラストや芸術が生き残る消極的な理由

AIイラストが既存のイラストレーターさんの絵柄と酷似する問題の解決が難しいことを先日に考察しました。

イラストレーターさんの中には、AIイラストの不完全性を指摘し、自分達の競争相手にはならないと主張する方もいます。
確かに その通りではありますが、AIイラストはまだ発展途上で、人間で例えると幼稚園児みたいなものです。
現状のAIより優れていることを自負するのは、幼稚園児と50メートル競走で勝って

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私の好きなオカルト、嫌いなオカルト

オカルトという現象は存在する私はオカルトが好きです。幽霊、宇宙人、UFO、妖怪などの話を聞くことを好みます。
その一方では、怪力乱神を語らずを自分のモットーにしており、怪しげで不確かな話を語って人を煽ることをしないように心がけています。
ちなみに、私は数理科学の大学院を出て、エンジニアとして働いており、非科学的な言動には人一倍うるさいです。

この2つは矛盾していると思われるかもしれませんが、私の

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