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スペインのアンダルシアが富裕税を廃止

こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのニュースから。

スペインのアンダルシア州において、富裕税の即時廃止が発表されたというニュースです。

それでは内容を要約していきましょう。


スペインのアンダルシア州は、この地域の住民とセカンドハウス所有者に対する富裕税の即時廃止を発表しました。

この富裕税は、資産が167,000ユーロを超える市民と外国人の両方に最大2%の累進制で課税されていました。

しかし富裕税は州政府に年間9,500万ユーロしかもたらしておらず、これは全税収の1%にも満たない額でした。
その一方で、2019年の富裕税納税額上位20人の半数は、翌年アンダルシアから引っ越しをしており、その影響は約1800万ユーロの収入の損失と試算されています。
そのうち350万ユーロは資産税の税収減によるものですが、1400万ユーロは個人所得税の減収によるものでした。

アンダルシア州政府は、2020年から2021年にかけても富裕税の減税を行っていました。
また投資所得に対する最高税率の引き下げや、配偶者、直系の家族との間の相続税と贈与税はほぼ廃止するなど、各所で大減税を進めてきました。

今回の富裕税廃止はまもなく発表され、同時に所得税率の引き下げも行われるそうです。
州政府は富裕税の廃止により、7,000人の新しい居住者が移住し、富裕税廃止による税収損失分が軽減されると見積もっています。
アンダルシアのフアンマ・モレノ州知事は、

高所得者がアンダルシアに永住し、継続的な経済活動と雇用を発展させることを期待して、この政策で地域への投資を支援する

とコメントしています。


素晴らしいですね。
以前にも減税新聞で記事にしましたが、富裕層は資産や所得の金額が金額だけにわずか0.1%の税率でも大きな金額となるために、その行動にかなりの影響を及ぼします。
例えば富裕税を導入したフランスでは、2000年から2016年の間で合計6万人以上の富裕層が国外へ脱出してしまい、大失敗に終わりました。

また逆に富裕税減税を行ったノルウェーの小さな町「ボー」においては、多くの大富豪が移住したことにより税収が増え、町が活気づくという好循環が生まれました。

富裕税や資産課税でお金持ちを貧しくしても、貧困層は豊かにはなりません。

逆に富裕層が国外へ逃げ出し、その影響を庶民が被ることになるだけです。

富裕税も含めたすべての増税に反対しましょう。

ということで、今日の記事はここまで!

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