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全体主義者とは他人の自由や財産が政府に奪われるのを喜ぶ人のこと

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こんにちわこんばんわ。
全ての増税に反対し、全ての減税に賛成する自由人、七篠ひとり(@w4rZ1NTzltBKRwQ)です。

今日はこちらのポストから。

成果が出れば政府の手柄。

失策は国民のせい。

これが全体主義者です。

全体主義者の特徴は、都合の良い時だけ「国民主権」を持ち出すところにあります。

もし言葉だけでなく本気でこの国の政治における主権は国民にあり、政府は国民の負託により運営される機関と信じているなら、内閣支持率20%以下の政府の政策に対し「国民が悪い」なんて言葉が出てくるはずが無いからです。

そうではなく一握りの人達が支持している政府の行った失策を「全国民のせい」とするのはまさしく全体主義でしかないでしょう。

この国は民主主義の国です。

私は民主主義が優れた素晴らしい制度とは決して思いませんが、独裁政権による全体主義より遥かにマシです。

しかしマシと言うのにも条件があります。

それは「選挙の公約は必ず守ること」です。

これがない民主主義はその機能を果たしていないどころか、

政府が有権者を騙し実質的に政治参加をさせない専制政治

でしかありません。

そして残念ながら日本はまさしく欺瞞に溢れた専制政治と言っても過言ではないでしょう。

説明するまでもないですが、民主主義とは選挙に勝てば何をやってもいい権利ではありません。

例えばこれまで自民党は選挙時に

税と社会保障の国民負担率は右肩上がりに増加します。

とか

実質賃金を90年以降で最低水準にまで減る可能性があります。

と主張したことがあるのでしょうか?

そうを主張しみんながそれに投票した結果なら、それは「そうなったのはわかっていて投票した有権者の責任」と言われても仕方ないでしょう。

しかし実際はそんなことは一言も言っていないどころか、逆に

国民の生活と産業を守る
強い経済と豊かさな社会を創る

と言ってきたわけで、それが出来なかったことは政府の責任であり決して有権者の責任ではありません。

同時に野党も表現方法が違うだけで、どの党の自民党と同じことを言っているわけですから、選択肢すらないこの状況を指さし「主権者である国民が悪い」と粋がったところで、与野党が「心を入れ替えて真面目に公約を実行します!」なんて言い出すはずがないのです。

ですので当然選挙に行った人が悪いわけでも、また選挙に行かない人が悪いわけでもありません。

悪いのは全て政府です。

逆にそんな政府を支えているのは、自覚のない全体主義者の人達でしょう。

全体主義者になる方法は簡単です。

暴力もかぎ十字マークへの忠誠も必要ありません。

全体主義者になる方法は、

他人の自由や財産が政府に奪われるのを喜ぶこと

です。

苦しむ若者や子育て世代を救うために、政府は高齢者の財産を奪え

とその制度を作った政府に対して怒るのではなく、それどころかそうなったのは国民の責任だと政府を庇いながら「高齢者の財産を奪え」と言える人は立派な全体主義者です。

私はそんな悍ましい考えはとてもできません。

なぜなら

他人の自由と権利を政府から守ることこそが自分の自由と権利を守る方法

だと思うからです。

政府の役割はあくまでも「個人の自由と権利を守ること」です。

だからこそ「政府による個人の自由や財産への侵害」は全て政府が悪いのです。

それを有権者自らが他の有権者に責任転換することこそが専制政治の入り口であり、全体主義への道でしょう。

ちなみに私は全体主義という考えを持つ人がいることに対しては、共感など一切しませんが理解はします。

そういう思想を持つこともそれこそ「自由」です。

自由だからこそ堂々と「私は他人の自由や財産が政府に奪われるのを喜ぶ全体主義者です」と自己紹介をすればいいのです。

自分や他人を偽ることは止めるべきだと私は思います。

ということで、今日の記事はここまで。

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