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ひとりで楽しむ読書から、誰かとつながる読書へ ~家族で「オンライン読書会」をやってみた~

家族で「オンライン読書会」に挑戦

先日、久しぶりに実家に一泊で帰ることができました。この数年コロナ禍のため、実家で一人暮しをしている母とはなかなか思うように会えず、淋しい思いをさせていたのではないかと思います。また母が以前から「読書会がしたいけれど、コロナ禍ではじめられない」と言っていたことも気になっていました。
そこで今回の帰省の機会に、実験的にLINEを使っての「オンライン読書会」を家族でやってみました。

① グループLINEをつくり、「ビデオ通話」でそれぞれがスピーチをする

まずは私と主人、娘、母のグループLINEをつくります。そして、「ビデオ通話」で『最近読んだおすすめ本』を1人5分の持ち時間でスピーチしました。実際には同じ家にいるので、それぞれ別の部屋に移動して画面越しに話しました。
画面越しにスピーチすると、家族だからこそ感じる恥ずかしさもなく本格的な読書会のようになりました。みんななかなかいいスピーチで、家族でも「そんなことを考えているんだな…」という意外な発見もありました。

「読書会」用のグループLINE

② 紹介した『おすすめ本』の写真とデータをグループLINEに送信する

それぞれのスピーチが終わったあと、発表順に『おすすめ本』の写真と書名、作者名、発表者名などののデータをグループLINEに送りました。
それぞれ忙しくその限られた時間には自分の好きな本を読んでほしいので、この読書会では紹介はしても『おすすめの本』を読まなければいけないという雰囲気にはしたくないと思っています。それでも、もし読んでみたい本があった場合の記録になればと思いデータを送信しています。

『おすすめ本』の写真とデータを送付

③ それぞれのデータにリプライでスピーチを聞いた感想を送り合う

データを受け取ったら、それぞれのデータにリプライでスピーチを聞いた感想を送ってもらいます。
感想を受け取ることは、やはりうれしいものです。自分のスピーチがどのように伝わったのか、また伝わらなかったのか…。今後の読書の際には、アウトプットのことも考えながら読書ができそうです。

リプライで感想を送り合う

誰かとつながる読書へ

LINEを使った「オンライン読書会」は、想像以上に楽しかったです。家族が今どんなことに興味を持っているのか、母がひとりの生活をどのように送っているのかなどが垣間見えるのもおもしろかったです。母もLINEは使いなれているので、今後も実家と我が家とで離れた状態でも開催できそうです。家族の新しいコミュニケーションの取り方ができ、一緒に楽しめる遊びができました。
「オンライン読書会」のあと母が「思っていた読書会と違っていた」とも言っていたので、今度は課題本についてみんなでトークする読書会もやってみたいと思います。ただ、しばらくは『おすすめ本』を紹介する形で開催してみて、みんなが興味を持てそうな課題本を見つけたいと思っています。

ひとりで楽しんでいた読書ですが、今回誰かと本について語り合うことでその楽しみは大きくなると感じました。定期的に家族で「オンライン読書会」を開いて、母がひとりで読書をする時間も家族を感じてくれるといいな…と思います。


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