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大切な人の大切なことを大切にする

記念日を想う

採用担当の小山です。

東京コンサルティングファームは、
7月1日に、21周年を迎えました。

時期を同じくして、記念日を迎えた企業があります。

まず、6月27日は、今をときめく、youtuberの事務所「UUUM」。
上場もしましたが、設立は、2013年。私の東京コンサルティングファームでの社歴とほぼ同じですね。

次は、みなさん、ご存じ、超巨大ECサイト企業「Amazon」ですね。
7月5日に25周年を迎えました。

そして、本日が100周年の記念日の方々がいます。

方々と言いましたが、実は、商品です。

100年続く企業を研究したのは、
『ビジョナリー・カンパニー』ですが、

100年続いた商品を
『ビジョナリー・プロダクト』
とでもいいましょうか。

その商品は、『カルピス』です。

100年愛される

カルピスは、
今日から100年前の1919年の7月7月
発売されました。

今日で100周年です。
100歳の方が、生まれた時からずっと
カルピスがあったわけです。

素晴らしいですね。

カルピスは、ビジョナリーカンパニーではないけど、
『ビジョナリー・プロダクト』ということですが、
2007年、味の素に買収されます。

その5年後、2012年アサヒグループに
買収されます。

企業としては、
アサヒグループ内での事業の再編により、アサヒ飲料と統合を
しており、カンパニーとしての歴史は、アサヒの歴史の中に
入っていくことになりました。

しかし、商品として、
100年愛され続けたのは、
本当に素晴らしいことだと
思います。

商品の生存競争は、
企業の生存競争以上に難しいものです。

ipodの登場により、日本メーカーの音楽プレーヤーが
次々に撤退していったように、
日本のメーカーがテレビや、携帯電話、PCなどから
次々に撤退していったように、
商品の寿命は、非常に短くなってきています。

私は、ここ数年は、夏が訪れたら、
毎日、カルピスウォーターを飲みます。(本当です!!)

カルピスのコアなファンです。

なぜ、カルピスは100年時代を超えて愛されてきたのか?

100年続く理由 その1 ネーミング

100年続いた理由を考えてみました。

最初は、三島 海雲さんが内モンゴルで
飲んだ飲み物をヒントに乳酸菌飲料をつくるわけです。

最初は、カルピスではなく、『醍醐素』でした。

カルピスは、カルシウム+サンスクリット語の「サルピス」
からとられてつくられた言葉のようです。

『醍醐素』では、今日まで続かなかった気がしますので、
愛されるキャッチ―な名前だったことが、ヒットの理由の
1つめだと思います。

100年続く理由 その2 大切な思い出のヒトコマ

機能的な面で言えば、
カルピスのような乳酸品飲料を製造をすることは、
決して、カルピスだけでしかできない
競争優位性があるわけではないでしょう。

コンビニにいけば、
カルピスウォーターの隣に、
コンビニのプライベートブランドの
乳酸品飲料が並んでいます。

それでも、カルピスが
100年つづいてこれたのは、
愛され続けて、
人々の思い出の一ページに
入り込んで「ブランド化」
できたから
ではないでしょうか。

七夕の日に発売されたのに、ちなんで、
カルピスの瓶の包装のデザインは、
天の川をイメージした、
水玉模様になっているようです。

水玉包装紙の登場と時を同じくして、
1922年、「初恋の味」というキャッチフレーズで
新聞広告をだしたようです。

以来、今日にいたるまで、「青春」の代名詞
ポジションを確立しているんでしょうね。

100年続く理由 その3 ブランディング


毎年、青春感あふれるCMをつくっていますが、
アサヒグループ入りしてから、
さらに気合いの入った青春感のあるCMをつくってます。

こちらは、100周年のCMです。
「会いたいを叶える」素敵ですね。


私も、サマー研修のイメージを毎年、カルピスのCMのような
感じにしたいと強くインスパイアされました。

100周年のこちらの企画もコンセプトが素敵ですね。
会いたいを叶える七夕にしよう。

商品が、100年続くというのは、
ただの差別化された優位性だけではなく、
愛され続けて、
人々の大切な思い出の1ページになることで
大切な存在になることなんですね。

カルピス100周年おめでとうございます。

愛されるというのは、
自己の承認欲求を満たすことではなく、
大切な人の大切なことを大切にする
ことの結果なのでしょうね!

我々も、カルピスのように、
「あの時があったから今がある」というような
企業の歴史をつくっていくパートナーになり、
企業の経営者、その社員、その企業のお客さんの笑顔を
大切にしていき、100年続いていきたいですね。

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インド、フィリピン、マレーシア、トルコ、インドネシア、ベトナム、バミャンマーで働く11名の喜怒哀楽の物語。 【新卒海外研修】(連載中) http://www.kuno-cpa.co.jp/recruit/shinsotsu-kaigai/