自分が30年近く前、外国人が日本を自転車で旅行するためのサイトを作ったのは、日本を旅行をする人が、自転車に関わらず今と真逆でほとんどないなかったから。

25年ほど前に、稀有な応援者に支えられて作り始めた初期のサイト。↓

当時は、東京はニューヨークについで物価の高い都市だった。

今は。

円安もあり、日本は断然旅行費が安い。

当時、日本を自転車で走ることを世界に向けてインターネットで紹介したのは、自転車旅行は圧倒的に物価が高い日本において安い旅行手段。

日本をスルーせずに来て、見て知ってほしいという強い焦りがあった。日本人自体が日本の良い所を分からない時代だった。

ふと、今思ったのだけれど、真逆になった今、外国に行きたいけれどお金のない日本の若者は、自転車を持って旅をすれば良いのではないだろうか。

自分の先輩たち先駆者は、1ドル360円の頃に、無謀に世界に自転車にキャンプ道具を積んで自転車世界一周へ旅立った。

昔から自転車文化の欧米のサイクリストは、世界的なネットワークで無料でお互いに泊まり合えるリストを作っている。そうやって、色んな国の人のお世話になりながら、昔の日本人サイクリストと同じように、新たに旅をするのもありかもしれない。

そのために、何かできないかな、といま思った。

そして、自分の息子も、いつか、貧乏海外自転車旅行の中で、学んで欲しい。

考えてみると、今の若者たちが主体で情報交換する活動はないかも知れない。

息子たちがグループを作ったら、なおさら面白い。

金は、少しなら出す。