Photo by ilo 【140字小説】終末の雨 8 ごご茶 2021年10月29日 06:46 雨が降ると遠くから川の放流サイレンが聞こえる。薄暗い部屋でそれを聞いていると、さながら終末気分だ。浮かれた花金の声も雨音とサイレンで塗り潰され、ただの薄暗い一日の始まり。外からは誰かが布団を叩く音が響き続けている。そろそろ私も布団を干さなくては。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 スキしてみて 522,353件 眠れない夜に 68,124件 #毎日note #スキしてみて #ショートショート #眠れない夜に #雨 #140字小説 #おかしなせかい 8 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート